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学んで治そう

多汗症 まず塩化アルミニウム液 (2012/02/01)

Q.中学2年生の娘は、中1のときから手の汗がひどく、悩んでいます。汗が出ると思うだけで汗が出たり、筆記具を握ると汗が出始めて勉強に集中できないようです。治療法はありますか。また、どの科に行けばいいでしょうか。

<回答> 嵯峨賢次さん 札幌駅前ヒフ科クリニック(札幌市中央区)

 手足に汗を多量にかく状態は掌蹠(しょうせき)多汗症と呼ばれます。掌蹠とは手のひらと足の裏という意味です。

 体温が上がると、人間は体の表面に汗をかき、体温を下げます。汗は体温を一定に保つために重要な働きをしているのです。しかし手のひらと足の裏の汗は体温とは関係なく、精神的に緊張したときに出ます。滴り落ちるほど多量に汗をかく人もいるほどです。手のひらの多汗症は小学生から高校生くらいの年代に多く、成人になると自然に症状が軽くなる人もいます。

 手のひらに汗を多量にかくと、手で触れる物が汗でぬれて日常生活が大変不便になります。また、劣等感を感じて消極的になったりするなどの悪影響が出ることもあります。周囲の人が考える以上に本人にとって苦痛になっているのです。

 治療法としては、塩化アルミニウム液の塗布や抗アセチルコリン薬の内服、手を水に浸けて弱い直流電流を流す水道水イオントフォレーシス、ボツリヌス毒素の皮内注射、胸腔鏡による胸部交感神経を遮断する手術などを行って汗を抑えます。日本皮膚科学会のガイドラインでは、重症度に応じた適切な治療を、身体への負担の少ないものから段階的に行うよう勧めています。

 中学2年生で、今までに治療を受けたことがないのなら、まず塩化アルミニウム液を塗るのがよいと思います。受診する科は皮膚科が適しています。

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