高山、競って2勝目 ベ相文が初の賞金王 カシオ・ワールドオープン
■カシオ・ワールドオープン(11月27日・高知県Kochi黒潮CC=7280ヤード、パー72) 最終日は今季残り2戦の連勝で逆転賞金王の可能性があった石川遼ら5選手が優勝を逃し、今大会と最終戦欠場のベ相文(韓国)が初の賞金王となった。首位から出た高山忠洋が通算15アンダーの273で制し、今季2勝目、ツアー通算5勝目。賞金4千万円を獲得した。
宮里優作は高山に競り負け、2打差の2位でツアー初優勝を逃した。逆転賞金王を狙った小田孔明は通算7アンダーの7位で、石川遼は6アンダーの11位だった。(出場64選手、曇り、気温16・2度、西の風0・6メートル、観衆7184人) ▼ベ相文「完璧な一年」 初の賞金王に輝いたベ相文は、米ツアー最終予選会出場のため滞在中の米国から「うれしく思うと同時に、大変光栄。身が引き締まる思い」とコメントを寄せた。 8月にツアー初優勝。日本オープンも制すなど3勝を重ねた。「本当に完璧な一年。すごく気持ちがいい一年を過ごすことができた」と今季を振り返った。 *宮里優と勝負 高山「楽しかった」 最終18番(パー5)。高山は第2打を鮮やかにピンに絡めた。1打差で追う宮里優が先にバーディーを決めたが、直後に約1メートルのイーグルパットを沈め、決着をつけた。「呪縛から解放された気分」。笑顔がはじけた。 1打リードでスタート。2番でボギーが先行するなど一時首位から陥落したが、同組の宮里優と一騎打ちになると「(競り合いが)楽しかった」と平常心を維持した。悲願の初優勝が懸かる相手も、一歩も引かない。明暗を分けたのが、通算13アンダーで並んで迎えた終盤の17番ミドル。ともに第2打でグリーンを外した。だが、寄らず入らずのボギーとした宮里優に対し、高山はうまく寄せてパーセーブ。流れをグッと引き寄せた。 持病の左手首痛に苦しむが、トレーナーの治療と大会前に青木功から受けたスイング時のアドバイスが奏功。前週の途中棄権から一転、開幕戦以来の勝利をつかんだ。 今季日本勢で勝ち頭の2勝目。獲得賞金も9700万円を超え、一気に自己最高のランキング2位に浮上した。「目標は(年間)1億円だったから、手が届くところに来たのはうれしい」。最終戦では、今季3勝で賞金王のベ相文(韓国)に並ぶ年間最多勝に挑む。 2011年11月28日北海道新聞朝刊 |
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