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何て読む?何だと思う? 頭やわらかく「脳トレ」まち歩き/通信員リポート/ニュース教室 (2008/06/21)

 

 

 

 

 

 

加賀城(かがじょう)さんの少年時代(しょうねんじだい)からの得意(とくい)のポーズ

 「脳(のう)トレ」って聞(き)いたことあるかな。脳(のう)のさまざまなトレーニングのことで、頭(あたま)をやわらかにするユーモア表現(ひょうげん)や言葉(ことば)あそびなどもその一つ。そこで今回(こんかい)は、脳(のう)トレ問題(もんだい)を作(つく)る人(ひと)といっしょにまちを歩(ある)いて、問題(もんだい)を出(だ)してもらいました。さて、解(と)けるかな。《文(ぶん)・土屋孝浩(つちやたかひろ)、写真(しゃしん)・阿部裕貴(あべひろたか)》

問題を作る加賀城さん あそび心で国語・算数・理科・社会

 待(ま)ち合(あ)わせたのは、道内(どうない)のまちや暮(く)らしを題材(だいざい)に「脳(のう)トレ! パッとブック」《全(ぜん)四巻(かん)、教育画劇(きょういくがげき)(電)03・3341・3400》を出(だ)した札幌在住(さっぽろざいじゅう)のステージパフォーマー、加賀城匡貴(かがじょうまさき)さん(33)。身近(みぢか)な映像(えいぞう)に音楽(おんがく)と言葉(ことば)を組(く)み合(あ)わせた舞台(ぶたい)で多(おお)くの人(ひと)を楽(たの)しませているお兄(にい)さんだ。

 「では、読(よ)んでみてください」

 かばんから取(と)り出(だ)された一枚(まい)の画用紙(がようし)。そこには「農野取礼人具尾葉次目間須」の十二文字(もじ)が。第(だい)一問(もん)は漢字(かんじ)を使(つか)った暗号(あんごう)でした。おじさんはピンときたぞ。第(だい)二問(もん)はげた箱(ばこ)のわきの張(は)り紙(がみ)「泣育をぬいでください」=写真(しゃしん)1=に注目(ちゅうもく)。ヒントは、漢字(かんじ)の送(おく)りがな。送(おく)りがなを覚(おぼ)えるのも一苦労(くろう)だけれど、こんなあそびなら楽(たの)しいね。

 それから札幌(さっぽろ)・円山動物園(まるやまどうぶつえん)へ。歩道(ほどう)で、とつぜん、加賀城(かがじょう)さんが地面(じめん)にはいつくばりました。

 「これ、何(なに)に見(み)えます?」

 そこには汚(よご)れたチューインガムが=写真(しゃしん)2=。ワニの頭(あたま)か、パンのクロワッサンか…。見(み)る位置(いち)によっていろいろなものに見(み)えてくるから不思議(ふしぎ)。「見立(みた)て」という連想(れんそう)ゲームで、立派(りっぱ)な脳(のう)トレだそう。正解(せいかい)はありません。加賀城(かがじょう)さんの見立(みた)ては、たとえばハト。ただ、ガムを道(みち)に捨(す)てるのは絶対(ぜったい)にダメだよね。

 動物園(どうぶつえん)に着(つ)きました。イヌワシのおりの前(まえ)で立(た)ちどまった加賀城(かがじょう)さん、今度(こんど)は木(き)の一部(いちぶ)を指(さ)している=写真(しゃしん)3=。「子(こ)どもたちを見守(みまも)る神様(かみさま)のようですね」。木(き)のはだは、木(き)の種類(しゅるい)などによってちがいます。気(き)をつけて見(み)てみると、人面(じんめん)や動物(どうぶつ)などさまざまな見立(みた)てができるので、さがすのも楽(たの)しい。

 第(だい)三問(もん)は空(そら)もよう。「空(そら)全体(ぜんたい)を10として、雲(くも)の量(りょう)が0から8で『晴(は)れ』、9から10で『くもり』。では、この天気(てんき)は?」=写真(しゃしん)4=。二十五コマのうち二十二コマが雲(くも)なので…。

 第(だい)四問(もん)は、同(おな)じ高(たか)さを線(せん)で結(むす)んだ等高線(とうこうせん)の問題(もんだい)。「数(かず)の単位(たんい)はセンチ。さて何(なん)の動物(どうぶつ)でしょう」=写真(しゃしん)5=。数字(すうじ)は550と300。ウシのようにも見(み)えるけど…。

 売店(ばいてん)で休憩中(きゅうけいちゅう)に「あった」とうれしそうに声(こえ)を上(あ)げた加賀城(かがじょう)さん。四角(しかく)くくりぬいた画用紙(がようし)を、白地(しろじ)に青(あお)と赤(あか)でかかれたビールの看板(かんばん)にぴたりと当(あ)てると、カラフルな国旗(こっき)が現(あらわ)れました=写真(しゃしん)6=。第(だい)五問(もん)、「どこの国旗(こっき)かな?」

 「以上(いじょう)で国語(こくご)、算数(さんすう)、理科(りか)、社会(しゃかい)の四教科(きょうか)がそろいました」。

 最後(さいご)に加賀城(かがじょう)さんに子(こ)ども時代(じだい)のことを聞(き)いてみました。「観光名所(かんこうめいしょ)に顔(かお)出(だ)し穴(あな)のあいた記念(きねん)さつ影(えい)用(よう)の看板(かんばん)がありますよね。いつも反対側(はんたいがわ)から顔(かお)を出(だ)してました」

 頭(あたま)をやわらかくたもつには、つねにあそび心(ごころ)を忘(わす)れてはいけないようですよ。

<こたえ>

第1問 「のうのとれいにんぐおはじめます《脳(のう)のトレーニングを始(はじ)めます》」《漢字(かんじ)をそのまま読(よ)んで》
第2問 「くつをぬいでください」《「泣(な)く」と「育(そだ)つ」のおくりがなをつなげて「くつ」》
第3問 「はれ」《25コマのうち雲(くも)が22コマということは、「くもり」になる9割(わり)にはなっていないですよね》
第4問 「キリン」《長(なが)い首(くび)のところが高(たか)くなっています》
第5問 「フランス」



<通信員リポート> 剣道、もっとがんばる

須田麻友(すだまゆ)《札幌市(さっぽろし)・中央小(ちゅうおうしょう)6年》

 私(わたし)は、2年生(ねんせい)の後半(こうはん)から中央体育館(ちゅうおうたいいくかん)で週(しゅう)に1回(かい)剣道(けんどう)のけい古(こ)に通(かよ)っています。

 剣道(けんどう)は、どう着(ぎ)、はかまを身(み)につけ、その上(うえ)に面(めん)、どう、小手(こて)などの防具(ぼうぐ)をつけるのでかっこいいです。それに、礼(れい)ぎが身(み)につき、し勢(せい)も良(よ)くなり、心(こころ)が強(つよ)くなります。

 各道場(かくどうじょう)が集(あつ)まった試合(しあい)に出場(しゅつじょう)することもありますが、なかなか勝(か)てません。「もう4年(ねん)もやっているのに、なぜ勝(か)てないんだろう」と試合(しあい)のたびに思(おも)います。自分(じぶん)で考(かんが)えた結果(けっか)、努力(どりょく)が足(た)りないからだと思(おも)いました。強(つよ)い人(ひと)は土日(どにち)の朝(あさ)げい古(こ)や、素(す)ぶりをやっているそうです。

 努力(どりょく)が足(た)りないところを直(なお)し、がんばりたいと思(おも)います。



<ニュース教室> タンチョウの保護 努力実り1000羽以上に

 絶滅(ぜつめつ)が心配(しんぱい)される世界中(せかいじゅう)の動物(どうぶつ)や植物(しょくぶつ)が、国際自然保護連合(こくさいしぜんほごれんごう)(IUCN(アイユーシーエヌ))の「レッドリスト」で紹介(しょうかい)されています。リストのうち鳥類(ちょうるい)を担当(たんとう)している団体(だんたい)が、タンチョウの危険度(きけんど)ランクを一段階(いちだんかい)引(ひ)き下(さ)げる方向(ほうこう)で検討(けんとう)を始(はじ)めました。

 IUCN(アイユーシーエヌ)は一九四八年に設立(せつりつ)され、世界各国(せかいかっこく)の政府機関(せいふきかん)や民間(みんかん)のさまざまな団体(だんたい)などが加盟(かめい)しています。日本委員会(にほんいいんかい)もあり、環境省(かんきょうしょう)や外務省(がいむしょう)、日本自然保護協会(にほんしぜんほごきょうかい)などが加(くわ)わっています。

 レッドリストは、「EX(イーエックス)(環境省(かんきょうしょう)のレッドデータブックの分類(ぶんるい)で『絶滅(ぜつめつ)』に当(あ)たる。以下(いか)、同(おな)じ)」から「DD(ディーディー)(情報不足(じょうほうぶそく))」まで、深刻(しんこく)さの程度(ていど)に応(おう)じて分類(ぶんるい)されて紹介(しょうかい)され、保護(ほご)のために役立(やくだ)っています。

 タンチョウについては現在(げんざい)の「EN(イーエヌ)(絶滅危惧1B類(ぜつめつきぐいちビーるい))」から「VU(ブイユー)(絶滅危惧2類(ぜつめつきぐにるい))」に引(ひ)き下(さ)げる動(うご)きが出(で)ているのです。これは、タンチョウが絶滅(ぜつめつ)する心配(しんぱい)が、一段階(いちだんかい)薄(うす)れたと判断(はんだん)されたことになります。

 タンチョウは国(くに)の特別天然記念物(とくべつてんねんきねんぶつ)で、「北海道(ほっかいどう)の鳥(とり)」でもあります。一九五二年には三十三羽(わ)しか見(み)つかりませんでしたが、今(いま)では千羽(せんば)以上(いじょう)に増(ふ)えました。タンチョウが住(す)む道東(どうとう)の人(ひと)たちや研究者(けんきゅうしゃ)の、長(なが)い間(あいだ)の愛情(あいじょう)や努力(どりょく)が実(みの)ったのです。

 ただ、タンチョウが電線(でんせん)や車(くるま)などにぶつかる事故(じこ)も後(あと)を絶(た)ちません。保護活動(ほごかつどう)は、まだまだ必要(ひつよう)です。

《編集委員(へんしゅういいん) 成谷利彰(なりやとしあき)》

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