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北広島の歌手・横尾さん宅訪問 黒人音楽ゴスペル、体できざむリズム/通信員だより/ニュースなるほど! (2011/09/17)

ライオンの顔をまねした発声練習に挑戦(ちょうせん)する通信員

体を低く構えて、おなかの底から「おーい」と発声

手などに動作をつけながら一生懸命(けんめい)にゴスペルを歌う2人

表情を確認する手鏡を2人にわたす横尾美穂さん

 キリスト教の教えや神様への尊敬(そんけい)を表した歌「ゴスペル」を知っていますか? ノリの良い音楽に合わせて黒人たちが合唱する「ブラックゴスペル」が有名ですね。フムフム通信員の北村卓也(きたむらたくや)君《札幌(さっぽろ)・厚別通(あつべつどおり)小6年》と樋口魁(ひぐちかい)君《江別(えべつ)・大麻(おおあさ)小5年》が、北広島(きたひろしま)市の歌手横尾美穂(よこおみほ)さん(38)の自宅(じたく)を訪(おとず)れ、ゴスペルを教わりました。《文・貝沢貴子(かいざわたかこ)、写真・中川明紀(なかがわあきのり)》

発声練習楽しく、歴史も学ぶ

 ゴスペルは英語で「GOSPEL」と書き、神様という意味の「God」、言葉を意味する「spell」を合わせた単語です。ゴスペルの合唱隊はクワイアと呼(よ)びます。横尾さんは映画(えいが)などで有名な「ブラックゴスペル」について教えてくれました。

 約400年前の米国では、たくさんの黒人がアフリカから連れて来られ、どれいとして働かされていました。つらい毎日を送る黒人たちをはげましたのは、天国に導(みちび)いてくれる神様の存在(そんざい)でした。

 黒人たちは、持ち前のリズム感と音楽に対する感性(かんせい)を生かして、神様をほめたたえる歌を作りました。それがブラックゴスペルです。手拍子(てびょうし)やおどりなど体全体を使った表現(ひょうげん)で、神様への尊敬を示(しめ)しました。横尾さんは、北村君と樋口君に「ゴスペルには悲しい歴史があったことを知ってくださいね」と言いました。

 歴史を学んだら、次は体操(たいそう)。声を出しやすくするため、かたや首を回します。顔の筋肉をやわらかくするため、ライオンがほえるときの顔をまねした体操も行いました。2人の声を確認(かくにん)した横尾さんは「北村君は、きれいなファルセット《裏声(うらごえ)》のよう。樋口君は、よくひびく、しんのある声ですね」。体を低く構えて「おーい」と発声する練習にも取り組み、2人とも最初より大きな声が出るようになりました。

 横尾さんに教わった1曲目のゴスペルは「聖者(せいじゃ)の行進」。横尾さんはのびやかな迫力(はくりょく)ある声で歌ってくれました。とても明るい曲調の歌ですが、実は黒人たちの葬式(そうしき)のときに演奏(えんそう)された曲です。「つらい生活からぬけ出し、天国に早く行きたいという思いがこめられた歌なんですよ」と横尾さんは説明しました。

 文字も楽譜(がくふ)も書けなかった当時の黒人たちは、口伝えで歌を残したそうです。2人も楽譜を持たず、横尾さんに口頭で英語の発音や意味を教えてもらいながら、歌を覚えました。休憩(きゅうけい)時間には、黒人の高校生たちが歌う本場のゴスペルをDVDで見ました。出演者はみんな自由に体を動かしており楽しそうです。表情(ひょうじょう)豊(ゆた)かに歌おうと、2人も手鏡をのぞきながら歌いました。

 2人がこの日習ったゴスペルは全部で3曲。レッスン後、横尾さんは「集中して頑張(がんば)りましたね」とほめました。北村君は「DVDで見た本場のゴスペルがすごかった」、樋口君も「普段(ふだん)習っているピアノとちがっていて楽しかった」と語りました。

 「今、米国で暮(く)らしている黒人たちは、厳(きび)しい歴史の中で生き残った人々です。米国の大統領(だいとうりょう)が黒人であるということの意味はとても大きいんです」と、横尾さんは最後に語りました。みんながよく知っているヒップホップやR&B(リズム・アンド・ブルース)も、ブラックゴスペルから発展(はってん)した音楽です。背景(はいけい)を知ると、もっと興味(きょうみ)深く音楽が聞けるのではないでしょうか。



<通信員だより>毎朝5時起き野球練習

黒田真弘(くろだまさひろ)《札幌(さっぽろ)市・本通(ほんどおり)小5年》

 ぼくは3年生から野球少年団(だん)のチームに入っています。

 夏休みの8月にお母さんと北海道日本ハムファイターズの試合を札幌ドームに見に行きました。その日はぼくの11歳(さい)のたんじょう日で、ぼくと同じ左利きで大好きな稲葉篤紀(いなばあつのり)選手のユニホームを着ておうえんしました。

 えんちょう戦になってドキドキしたけど、日本ハムが勝ちすごくうれしかったです。

 9月から、新人戦が始まりました。ぼくは5番でファーストです。2試合に出て、ヒットを1本打ちました。朝練習があるので、毎日5時に起きます。ねむいけどがんばっています。家では、すぶりやスクワットをしています。

 将来(しょうらい)は稲葉選手のようなプロ野球選手になりたいです。



<ニュースなるほど!>民主党役員人事 首相ささえる大切な人たち

 政府(せいふ)をつくる民主党(とう)の代表でもある首相の野田(のだ)さんは、党の幹事長(かんじちょう)を輿石(こしいし)さん、政策調査(せいさくちょうさ)会長(政調会長)を前原(まえはら)さん、国会対策委員長(国対委員長)を平野(ひらの)さんにしました。政府にも党にも仕事がたくさんあるので、さまざまな役割(やくわり)を政府では大臣、党では幹事長らに分け、ささえてもらうのです。首相の仕事をうまく進めるために、だれにたのむかはとても大切で、野田さんもなやみました。

 党で最も大事なのは幹事長です。首相と相談しながら、どの仕事を先に進めるか、政調会長や国対委員長に指示(しじ)します。党のお金の使い道も決めます。

 政調会長は党のほかの議員と、政府が考えるさまざまな問題の解決(かいけつ)方法が正しいのか相談したり、仕事を進めるための法律(ほうりつ)を考えたりして、民主党の意見をまとめて政府に伝えます。

 国対委員長の仕事の相手は民主党議員ではありません。法律は国会の衆議院(しゅうぎいん)と参議院の両方で賛成(さんせい)が反対を上回らないと成立しません。参議院では政府に反対する自民党などの議員が多いので、国対委員長は反対する党の意見を聞き、時には手直しもして、賛成してもらうよう努力します。

 前の首相の菅(かん)さんは、元代表の小沢(おざわ)さんと仲がいい議員に仕事をまかせなかったため、党の中で対立が起きてしまいました。そこで野田さんは、小沢さんと仲良しの輿石さんを幹事長にして、党をまとめようと考えました。

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