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こんなすがたでおいしいの? 地元でしか食べない魚たち/通信員リポート/ニュース教室 (2007/10/27)

 おいしい魚(さかな)がとれる季節(きせつ)になりました。サンマやサケなど食用(しょくよう)として知(し)られている魚(さかな)のほかに、地元(じもと)ではよく食べられているのに、ほかの地域(ちいき)ではほとんど知(し)られていない魚(さかな)があるのを知(し)っていますか。十一月四日まで札幌市厚別区(さっぽろしあつべつく)のサンピアザ水族館(すいぞくかん)で一部(いちぶ)がしょうかいされています。どんな魚(さかな)なのか、見(み)に行(い)ってみました。《文(ぶん)・須藤幸恵(すどうゆきえ)、写真(しゃしん)・斉藤進編集委員(さいとうすすむへんしゅういいん)》

くせのないオオカミウオ 札幌の水族館でしょうかい

 サンピアザ水族館(すいぞくかん)の大滝文生(おおたきふみお)さんによると、世界(せかい)には二万五千種(しゅ)の魚(ぎょ)かい類(るい)がすんでいて、日本(にっぽん)の周(まわ)りには三千種類(しゅるい)がいるそうです。そのうち、国内(こくない)で食(た)べ物(もの)として利用(りよう)しているのは、たった百五十種類(しゅるい)しかありません。ほかの国(くに)ではおいしいと人気(にんき)なのに、日本(にっぽん)では食(た)べない魚(さかな)もあります。

 その一つが「オオカミウオ」です。オオカミウオの仲間(なかま)は世界(せかい)で五種類(しゅるい)おり、ロシアでは「おいしい魚(さかな)」として塩(しお)づけにするそうです。北海道(ほっかいどう)、オホーツク海(かい)、ベーリング海(かい)など寒(さむ)い海(うみ)にすんでいますが、国内(こくない)で食(た)べているのは、道北(どうほく)や道東地域(どうとうちいき)など限(かぎ)られているそうです。

 実際(じっさい)に魚(さかな)を見(み)てみると、ごつごつしていて、グロテスク。あんまりおいしくなさそうですが、根室管内標津町(ねむろかんないしべつちょう)の飲食店(いんしょくてん)「ふじ」の上田攻(うえだおさむ)さんにきいてみると、「白身(しろみ)の魚(さかな)で、あまりくせはない。さしみやなべ、フライなど和洋中(わようちゅう)の料理(りょうり)、何(なん)でも合(あ)う」と教(おし)えてくれました。

 青森県(あおもりけん)では、ミネフジツボが食(た)べられています。船(ふね)の底(そこ)や消波(しょうは)ブロックに付(つ)くので邪魔者(じゃまもの)あつかいされていますが、青森県(あおもりけん)ではミネフジツボは高級(こうきゅう)ちんみとして人気(にんき)です。五センチくらいの大(おお)きさで、からの中(なか)の身(み)を食(た)べます。養(よう)しょくもされているそうですよ。

 カニやエビなどと同(おな)じ仲間(なかま)なので、インターネットでは「カニのような味(あじ)がする」としょうかいされていました。どんな味(あじ)なのかな。

 沖縄(おきなわ)では木登(きのぼ)りをする「ヤシガニ」料理(りょうり)が有名(ゆうめい)です。オカヤドカリの仲間(なかま)で陸上(りくじょう)で生活(せいかつ)します。昼間(ひるま)は穴(あな)をほって身(み)をかくし、夜(よる)になるとヤシの実(み)などを食(た)べます。

 南太平洋(みなみたいへいよう)の島(しま)では古(ふる)くから食用(しょくよう)にされています。生(い)きている時(とき)には青(あお)みがかった色(いろ)をしていますが、ゆでると赤(あか)くなります。

 ミノカサゴは、北海道南部(ほっかいどうなんぶ)から南(みなみ)の地域(ちいき)にすんでおり、千葉(ちば)の南部(なんぶ)や伊豆(いず)、沖縄(おきなわ)などで食(た)べられています。背(せ)びれのとげにもう毒(どく)がある魚(さかな)として有名(ゆうめい)ですが、身(み)はやわらかくてあっさりしているので、からあげにするとおいしいそうです。料理(りょうり)するときには、毒(どく)のある部分(ぶぶん)を切(き)り取(と)ります。

 大滝(おおたき)さんによると、こうした地元(じもと)でしか食(た)べない魚(さかな)たちは、とれる量(りょう)が少(すく)ないので、お店(みせ)では売(う)られずに、漁師(りょうし)さんたちが自分(じぶん)たちで食(た)べることが多(おお)いそうです。

 北海道(ほっかいどう)では、イトヨやウグイ、ナマズはとれるけれどもあまり食(た)べません。ところが、本州(ほんしゅう)では人気(にんき)があるので、道内(どうない)から運(はこ)んで売(う)ることもあるそうです。

 大滝(おおたき)さんは「地域(ちいき)で食(た)べられている魚(さかな)はほかにもあります。どんな魚(さかな)があるのか、インターネットや図(ず)かんで調(しら)べてみてはどうですか」と話(はな)していました。


 サンピアザ水族館(すいぞくかん) 札幌市厚別区厚別中央(さっぽろしあつべつくあつべつちゅうおう)2の5。(電)011・890・2455。営業時間(えいぎょうじかん)は、午前(ごぜん)10時(じ)−午後(ごご)6時(じ)(入場券(にゅうじょうけん)の販売(はんばい)は午後(ごご)5時半(じはん)まで)。料金(りょうきん)は大人(おとな)900円(えん)、子供(こども)(3歳(さい)以上(いじょう)中学生(ちゅうがくせい)まで)400円(えん)



<通信員リポート> 楽しかった発電所見学

笠松篤(かさまつあつし)《札幌市(さっぽろし)・琴似小(ことにしょう)6年》

 ぼくは、先日(せんじつ)、胆振管内厚真町(いぶりかんないあつまちょう)にある北電苫東厚真発電所(ほくでんとまとうあつまはつでんしょ)を見学(けんがく)しました。身(み)の回(まわ)りは、電化製品(でんかせいひん)であふれていますが、直接(ちょくせつ)電気(でんき)を目(め)で見(み)ることはできません。

 一番(いちばん)興味深(きょうみぶか)かったのは、火力(かりょく)で電気(でんき)を作(つく)るということでした。火力発電(かりょくはつでん)は、火力(かりょく)、蒸気(じょうき)とタービンを使(つか)います。現場(げんば)を直接(ちょくせつ)見(み)て発電(はつでん)の仕組(しく)みを学(まな)べてとても楽(たの)しかったです。

 厚真発電所(あつまはつでんしょ)は石炭(せきたん)を使用(しよう)しています。燃(も)やした灰(はい)をセメント、地(じ)ばんの改良材(かいりょうざい)としてリサイクルしているそうです。

 発電(はつでん)の方法(ほうほう)には火力(かりょく)のほかに、原子力(げんしりょく)、水力(すいりょく)、風力(ふうりょく)、太陽光(たいようこう)、地熱(ちねつ)などがあります。発電(はつでん)についてさらに学(まな)びたいです。



<ニュース教室> 車のナンバーの着色カバー 2009年にも禁止

 自動車(じどうしゃ)にはナンバープレートが付(つ)いてるよね。もし、ひきにげやほかの犯罪(はんざい)に車(くるま)が関係(かんけい)したとき、その番号(ばんごう)が分(わ)かると、すぐにどの車(くるま)なのか特定(とくてい)できる仕組(しく)みになっています。世界(せかい)のどこの国(くに)も同(おな)じです。

 このナンバーに、色(いろ)の付(つ)いたカバーを付(つ)けている車(くるま)を見(み)かけますね。こい黒(くろ)から無色(むしょく)までさまざまですが、番号(ばんごう)が見(み)えにくいし、こい色(いろ)だと番号(ばんごう)が読(よ)み取(と)れないこともあります。

 取(と)り付(つ)ける理由(りゆう)は、よごれ防止(ぼうし)とか、ファッションとか、らしいけど、番号(ばんごう)が分(わ)からないと「犯罪(はんざい)のがれ」にもなる可能性(かのうせい)があるのに、どうして禁止(きんし)しないのかなあ?と思(おも)いませんか。

 実(じつ)は、赤外線(せきがいせん)を吸収(きゅうしゅう)・反射(はんしゃ)する特別(とくべつ)なカバーについては、スピードい反車(はんしゃ)を見(み)つける路上(ろじょう)カメラに写(うつ)りにくいので、すでに禁止(きんし)されています。ばっ金(きん)もあります。でも、ただ色(いろ)が付(つ)いているだけでは、取(と)りしまる法律(ほうりつ)がないのです。

 この問題(もんだい)を担当(たんとう)する国土交通省(こくどこうつうしょう)のアンケートでは「全面的(ぜんめんてき)に禁止(きんし)すべき」が66%、「着色(ちゃくしょく)のこいカバーは禁止(きんし)」は27%に上(のぼ)り、ほとんどの人(ひと)が問題(もんだい)ありと思(おも)っているようです。

 法律(ほうりつ)で禁止(きんし)する内容(ないよう)をどうするのかについて、国土交通省(こくどこうつうしょう)は来年(らいねん)初(はじ)めに検討会(けんとうかい)をつくり、話(はな)し合(あ)いを始(はじ)めます。今(いま)の流(なが)れでは、二○○九年にも全面禁止(ぜんめんきんし)となりそうです。

《編集委員(へんしゅういいん) 佐々木政文(ささきまさふみ)》

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