どうしんウェブ 北海道新聞

  • PR

  • PR

道新小学生新聞フムフム

化石続々 札幌は海だった/通信員だより/ニュースなるほど! (2011/06/25)

サッポロカイギュウの骨格復元模型。古沢さん(左)の説明に通信員は興味深げ

岩のかたまりからクジラの化石を取り出すクリーニング。岩が飛ぶので目までおおうマスクをして作業です

 「札幌(さっぽろ)は昔、海だった」と言ったらみんなおどろくかな? はるか昔、札幌には海が広がり、カイギュウやクジラのような大きな生き物が暮(く)らしていました。今、それらの化石が数多く見つかっています。札幌市博物館活動センター(札幌市中央区)を訪(たず)ね、カイギュウやクジラの化石を通して、太古の札幌の海をのぞいてきました。《文・西村章(にしむらあきら)、写真・加賀昌雄(かがまさお)》

太古のカイギュウ、クジラ 岩から取り出す作業に挑戦

 訪問(ほうもん)したのはフムフム通信員の小泉碧(こいずみあおい)さん=札幌・大谷地(おおやち)東小4年=と、高橋響(たかはしひびき)君=札幌・西小5年=。同センター学芸員の古沢仁(ふるさわひとし)さん(54)がむかえてくれました。

 同センターの入り口には「サッポロカイギュウ」の大きな骨格(こっかく)の模型(もけい)が展示(てんじ)されています。2002年に札幌市南区の豊平川(とよひらがわ)沿(ぞ)いで発見された骨(ほね)を元に復元(ふくげん)されました。カイギュウは「海牛」と書きます。海に住む大きな哺乳類(ほにゅうるい)でジュゴンやマナティーの仲間です。見つかったカイギュウは約820万年前、札幌の海で海藻(かいそう)を食べて暮らしていました。

 全長は約7メートル。それより昔のカイギュウの化石はどれも小さく、大型カイギュウとしては現在(げんざい)、世界で最も古い化石です。いつカイギュウが大きくなったのかはなぞでしたが、この化石のおかげで大型化した時代が分かりました。

 2人は「昔の海の中を見てみたい」(小泉さん)、「こんなすごい化石が出ているなんて」(高橋君)とおどろいた様子。少なくとも600万年前までは海だった札幌では、川の流れが地表をけずるため、豊平川で化石が数多く見つかっています。

 実はこの化石を最初に見つけたのは、みんなと同じ小学生。古沢さんに「豊平川で不思議な物を見つけたら教えてね」と言われ、2人は目をかがやかせていました。

 08年には同じく豊平川沿いで900万〜1千万年前のクジラの化石が発見されました。化石の周りには、どろや砂(すな)が長い年月で岩のようになってくっついています。同センターではボランティアのみなさんが、このクジラの化石から余分な岩を取り除(のぞ)くクリーニングを続けています。

 2人も挑戦(ちょうせん)です。取り組んだのはクジラの胸の後ろあたりの背骨(せぼね)がうまっている大きな岩。表面の所々に見える茶色い部分が骨です。岩に当てたたがねをハンマーでたたき、よけいな岩をはじき飛ばしていきます。

 小泉さんは「骨を傷(きず)つけたら大変」と緊張気味。高橋君も「どれが骨か見分けがつかないな」と悪戦苦闘(あくせんくとう)です。ボランティアの人に教えてもらい、最初はおっかなびっくりだった2人は、だんだん慣れた様子で作業に熱中しました。

 ボランティアの舘洋志郎(たちようしろう)さん(67)に「夏休みにまた手伝いに来て」と言われると、小泉さんは「またやってみたい」と笑顔。高橋君も「手が痛(いた)いし、つかれるけど面白い」と満足げでした。

 このクジラは頭部が発掘(はっくつ)されれば、全長14〜15メートル以上になると予想されています。クリーニングはまだまだ続きます。古沢さんは「みんなが高校を卒業するころには、クジラの全身を見せられるよう頑張ります」と話していました。



<通信員だより>パークゴルフ 優勝目指す

亀田菜月(かめだなつき)《十勝(とかち)管内幕別(まくべつ)町・札内南(さつないみなみ)小6年》

 私(わたし)が住んでいる十勝(とかち)管内幕別(まくべつ)町は、パークゴルフ発祥(はっしょう)の町です。私も小学2年の時に祖父(そふ)に教えてもらったのがきっかけで、パークゴルフが大好きになりました。

 祖父母とははなれて住んでいますが、妹も交えて4人で年に3、4回、パークゴルフを楽しみます。年齢(ねんれい)や性別(せいべつ)を問わずに、遊べるところがとてもいいと思います。

 最初は空振(からぶ)りしたり、ボールがまっすぐに飛ばなかったりでしたが、今では40メートルぐらい飛ぶようになりました。町内で毎年開かれている国際(こくさい)パークゴルフ大会にも出場し、小学生女子の部で4年生と5年生の2年連続で優勝(ゆうしょう)することができました。その時もらった二つの金メダルは、私の宝物(たからもの)です。今年も、優勝を目指して頑張(がんば)りたいです。



<ニュースなるほど!>古川さん宇宙へ 心臓や脳のデータ、地球に送る

 宇宙(うちゅう)飛行士の古川聡(ふるかわさとし)さん(47)が、ロシアの宇宙船に乗って国際(こくさい)宇宙ステーションに着き、宇宙での生活を始めました。日本やアメリカ、ロシアなどが協力してつくったステーションの中は、人や物がふわっと空中にうかぶ無重力。古川さんは半年近く生活する予定です。

 日本人が宇宙で長い間くらすのは、若田光一(わかたこういち)さん、野口聡一(のぐちそういち)さんに続いて3人目。ステーションはサッカー場ぐらいの大きさで、言葉も文化もちがう各国の宇宙飛行士6人がいっしょにくらします。

 ステーションに着いて間もなく「宇宙酔(よ)いしました。気持ち悪くて、はき気がする」と報告(ほうこく)しました。なれるまではちょっと大変そうです。

 古川さんは医者から宇宙飛行士になりました。子どものころのヒーローはウルトラセブン。アポロ11号で人が初めて月に立ったのをテレビで見て、宇宙にあこがれたといいます。

 宇宙では、古川さん自身が心臓(しんぞう)の音を聞く道具を胸(むね)に当てたり、脳(のう)のはたらきを調べる器具を頭に付けたりして、データを地球に送り、地球の医者がちゃんと診察(しんさつ)できるかどうかをたしかめます。病気になっても地球のように、すぐに病院でみてもらえませんから。

 実験は1日8時間ほど。ほかは食事や睡眠(すいみん)の時間で、ステーションから地球の写真をとったり、本を読んだりして、自由にすごす時間もあります。

道新小学生新聞フムフム コンテンツ一覧

このページの先頭へ