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網走・オホーツク流氷館 さわって学ぶ流氷の一生/通信員だより/ニュースなるほど! (2011/05/14)

流氷体験室で、海に浮かんでいた本物の流氷にふれる通信員

流氷が風で運ばれる仕組みを川端さんが教えてくれました

貝の仲間のクリオネ

 冬のオホーツク海で見られる神秘(しんぴ)的な流氷。この冬、網走(あばしり)で最後に見られた日(流氷終日)は1946年の観測(かんそく)開始以来、もっとも早い3月12日でした。海で何が起きているのでしょうか。流氷について調べるため、フムフム通信員の片橋咲月(かたはしさつき)さん(11)と川口葵(かわぐちあおい)さん(10)=ともにオホーツク管内清里(きよさと)町・緑町(みどりまち)小5年=が網走市のオホーツク流氷館を訪(たず)ねました。《文・相川康暁(あいかわやすあき)、写真・北波智史(きたばさとし)》

風に押されて海を千キロ移動

 冬は流氷でいっぱいになる海を一望できる網走市天都山にある流氷館。スタッフの川端果華(かわばたはるか)さん(23)が案内してくれました。

 氷点下15度に保(たも)たれた流氷体験室には、2人の背丈(せたけ)ほどもある本物の大きな流氷がずらりと並(なら)び、さわることもできます。とてもかたくて近くで見ると氷が層(そう)になっている。ぬれたタオルをぐるぐる回してこおらせる実験では、静岡(しずおか)県から山村留学(りゅうがく)している川口さんは「タオルがあっという間にカチカチ」と目を丸くしていました。

 冬の海にすむ不思議な生き物も展示(てんじ)されています。丸い風船のような体の魚フウセンウオとナメダンゴを観察。片橋さんは「おなかの吸(きゅう)ばんで魚が水槽(すいそう)にくっついていてかわいい」。「流氷の天使」と呼(よ)ばれる貝の仲間、クリオネもいます。

 続いて300インチの大画面で上映(じょうえい)する流氷シアターを見ました。流氷の海にすむアザラシやクラゲの生態(せいたい)を知ったほか、流氷が北風に押されて北海道へ近付き、南風に変わると少しずつはなれ「海明け」することや、北海道の面積の15倍もの流氷がオホーツク海いっぱいにうめつくすことをきれいな映像で学びました。

 あんなに多くの流氷はどうやってできるのでしょう。川端さんによると、北海道から約千キロはなれたロシア・シベリアのアムール川から大量の真水がオホーツク海に入ることで塩分がうすまり、寒気で海水がこおりやすくなるそうです。流氷をなめると、ほんの少し塩の味がするらしいよ。

温暖化で年々できにくく

 流氷の断面(だんめん)の模型(もけい)や誕生(たんじょう)から消えるまでを説明するパネル室で、2人は一つのグラフに目をとめました。網走地方気象台が観測した1972年からの流氷の「見た目の量」のグラフです。年々流氷が減(へ)っている様子が一目でわかります。89年には一度も流氷が網走に接岸(せつがん)しなかったんです。原因(げんいん)は、地球上の大気や海の温度が上がる温暖化(おんだんか)ではないかと考えられています。寒さがゆるんで流氷ができにくくなっているんだね。

 川端さんは言います。「たとえばアザラシは氷の上で出産と子育てをします。流氷がなくなったら大変です。家に帰ったら温暖化防止(ぼうし)について考えてみてね」。流氷がなくなったら観光客も減ってしまう。2人は真剣(しんけん)な顔でうなずきました。

 オホーツク流氷館は(電)0152・43・5951。



<通信員だより>リフティング100回が目標

梶川憲武(かじかわのりたけ)《日高管内新冠(にいかっぷ)町・朝日(あさひ)小4年》

 ぼくは、小学1年生から新冠町サッカー少年団(しょうねんだん)に入っています。仲間とサッカーをするのは、とても楽しいです。練習は週2回ですが、それでも足りないので家でも練習をします。

 1人の時にはリフティングを練習し、これまでの最高記録は48回です。6年生までに100回できるようになるのが目標です。お父さんと練習する時は、ロングパスとシュートを練習します。

 でもぼくは、練習よりも試合が好きです。ライバルチームにどんどん勝って、優勝(ゆうしょう)したときに最高の気持ちになるからです。

 これからももっともっと練習し、思い通りにボールをコントロールして、優勝を目指します。



<ニュースなるほど!>風評被害 本当かどうか、事実確かめよう

 事故(じこ)を起こした福島原発から、有害な放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)が出続け、空気や土や海が汚染(おせん)され、畑の作物や魚の一部からも放射性物質が見つかりました。放射性物質が一定の量をこえた作物や魚は出荷停止になったので、農家や漁民は大きな損害(そんがい)を受けました。

 被害(ひがい)はそれだけではありません。本当は汚染されていないのに、福島県や福島の近くの県でとれたというだけで、人々が汚染されていると思ったり、汚染を心配したりして、買うのをやめる動きが広がりました。

 また、放射性物質が見つかったのと同じ種類の作物は、どこで収穫(しゅうかく)されたものでも、売れ行きが落ちたり、ねだんが下がったりということも起きています。

 これらを風評(ふうひょう)被害と言います。風評とは、うわさのこと。本当かどうか不確かなうわさや、事実にもとづかない不安が広がって受ける損害が風評被害です。

 日本全体が汚染されてあぶないと思った外国の人たちが、日本に観光に来るのをやめ、各地のホテル、旅館などの客がすごくへっているのも、風評被害です。

 「人への風評被害」もあります。福島県の人をことわった旅館やホテルがあるそうです。福島からほかの県に転校して「放射能が付いている」と、いじめられた子もいます。

 うわさが本当かどうか確かめ、はっきりしないことは広めないこと、不安からあわてて行動しないことが大切です。

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