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将棋大会 子どももがんばる 頭使って盤上の熱戦/通信員リポート/ニュース教室 (2007/09/15)

「JT(ジェイティー)将棋(しょうぎ)」のこども大会(たいかい)で、真剣(しんけん)なまなざしで予選(よせん)を戦(たたか)う子(こ)どもたち

表彰(ひょうしょう)を受(う)けた羽(は)おりとはかま姿(すがた)の(左(ひだり)から)斉藤優希君(さいとうゆうきくん)、箭子涼太君(やこりょうたくん)、西村福太郎君(にしむらふくたろうくん)、大西竜太郎君(おおにしりゅうたろうくん)

目(め)を輝(かがや)かせてプロ棋士(きし)から駒(こま)の動(うご)かし方(かた)を教(おそ)わる子(こ)どもたち

 コンピューターゲームのような映像(えいぞう)も音楽(おんがく)もないけれど、頭(あたま)を使(つか)って夢中(むちゅう)になれる室内(しつない)遊(あそ)びの一つ、将棋(しょうぎ)。八月下旬(げじゅん)、札幌市(さっぽろし)で開(ひら)かれた「JT(ジェイティー)将棋(しょうぎ)日本(にほん)シリーズ北海道大会(ほっかいどうたいかい)」のこども大会(たいかい)には、たくさんの子(こ)どもたちが集(あつ)まって熱戦(ねっせん)をくり広(ひろ)げました。《土屋孝浩(つちやたかひろ)》

相手の駒をどう予想

 「ドーン」

 会場(かいじょう)の豊平区(とよひらく)の道立(どうりつ)体育(たいいく)センターきたえーるに、対局開始(たいきょくかいし)をつげる和太鼓(わだいこ)がとどろきました。

 参加(さんか)したのは小学生(しょうがくせい)低学年(ていがくねん)の部(ぶ)が七十九人(にん)、高学年(こうがくねん)の部(ぶ)が百四十八人(にん)。将棋(しょうぎ)を始(はじ)めたばかりの子(こ)から、プロ棋士(きし)を目指(めざ)す子(こ)までいて、一、二分(ふん)すると、早(はや)くもあちこちで勝(か)ちをアピールする手(て)が上(あ)がりました。

 将棋(しょうぎ)は、王将(おうしょう)や金(きん)、飛車(ひしゃ)、歩(ふ)などさまざまな駒(こま)を盤上(ばんじょう)で動(うご)かして戦(たたか)い、相手(あいて)の王将(おうしょう)を取(と)るか、負(ま)けをみとめさせれば、勝(か)つゲームです。自分(じぶん)の駒(こま)をどのように動(うご)かすかはもちろん、相手(あいて)の駒(こま)がどう動(うご)くかを予想(よそう)する(よむ)ところにもおもしろさがあります。

 この大会(たいかい)では、なれない子(こ)も多(おお)かったせいか、ルールをやぶる反則(はんそく)負(ま)け(勝(か)ち)も出(で)ました。駒(こま)の動(うご)かし方(かた)のミスなどが目立(めだ)ち、「エ? だめなの?」ときょとんとしたり、頭(あたま)をかかえた子(こ)もいたけれど、最後(さいご)に「負(ま)けました」と一礼(れい)する姿(すがた)は、すがすがしかったですよ。将棋(しょうぎ)は礼(れい)ぎを大切(たいせつ)にします。

西村君と斉藤君が優勝

 低学年(ていがくねん)の部(ぶ)は、西村福太郎君(にしむらふくたろうくん)(札幌(さっぽろ)・真駒内南小(まこまないみなみしょう)二年)が大西竜太郎君(おおにしりゅうたろうくん)(同(どう)・幌西小(こうさいしょう)二年)をやぶり、高学年(こうがくねん)の部(ぶ)は、斉藤優希君(さいとうゆうきくん)(同・幌西小(こうさいしょう)五年)が箭子涼太君(やこりょうたくん)(同・美(うつく)しが丘(おか)緑小(みどりしょう)五年)をくだして、それぞれ優勝(ゆうしょう)。表彰式(ひょうしょうしき)では四人(にん)がプロ棋士(きし)のように羽(は)おりとはかま姿(すがた)になり、ほこらしげな表情(ひょうじょう)でした。

 また、低学年(ていがくねん)の部(ぶ)には幼稚園児(ようちえんじ)も出場(しゅつじょう)しました。札幌市手稲区(さっぽろしていねく)の塚崎貴斗君(つかさきたかとくん)(5つ)、友稀君(ゆうきくん)(4つ)兄弟(きょうだい)は、将棋(しょうぎ)を始(はじ)めてまだ一年ほどですが、予選(よせん)はそれぞれ三連勝(れんしょう)と二勝(しょう)一敗(ぱい)の好成績(こうせいせき)。「子(こ)どもの吸収力(きゅうしゅうりょく)ってすごいですよね」と二人(ふたり)の父親(ちちおや)の敏久(としひさ)さん(40)もおどろいていました。

 大会(たいかい)の前(まえ)の日(ひ)には、渡辺明(わたなべあきら)竜王(りゅうおう)や矢内理絵子(やうちりえこ)女流名人(じょりゅうめいじん)らプロ棋士(きし)が、札幌市白石区(さっぽろししろいしく)の南郷小(なんごうしょう)ミニ児童館(じどうかん)をおとずれ、初心者(しょしんしゃ)の子(こ)どもたちに直接(ちょくせつ)、将棋(しょうぎ)を指導(しどう)しました。

 盤上(ばんじょう)を逃(に)げ回(まわ)るプロ棋士(きし)の王将(おうしょう)を、飛車(ひしゃ)や角(かく)などたくさんの駒(こま)を総動員(そうどういん)して追(お)いすがる子(こ)どもたち。一流(りゅう)のプロたちとの楽(たの)しい時間(じかん)に、参加(さんか)した子(こ)たちはますます将棋(しょうぎ)が好(す)きになったようでした。

 将棋(しょうぎ)に興味(きょうみ)を持(も)ったみなさん。身近(みぢか)にいる大人(おとな)に「将棋(しょうぎ)を教(おし)えて」とねだってみてはどうかな。



<通信員リポート> 漢字能力検定にちょうせん

加我珠羅(かがじゅら)さん《旭川市(あさひかわし)・日章小(にっしょうしょう)4年》

 「新聞(しんぶん)をふりがななしで読(よ)みたい」。これが漢字能力検定(かんじのうりょくけんてい)に、小(しょう)1の時(とき)から毎回(まいかい)ちょうせんしているいる動機(どうき)です。

 初(はじ)めて9級(きゅう)を受検(じゅけん)したときは不安(ふあん)でした。でも、合格証書(ごうかくしょうしょ)をもらったときには本当(ほんとう)にうれしくて、次(つぎ)の級(きゅう)へのはげみになりました。今(いま)、来月(らいげつ)の2級検定(きゅうけんてい)のため、対象漢字(たいしょうかんじ)1945字(じ)の書(か)き取(と)りにあくせんくとうしています。特(とく)に誤字(ごじ)を正(ただ)しく書(か)き取(と)る問題(もんだい)が苦手(にがて)です。

 地道(じみち)に続(つづ)けてきたことで、今(いま)では新聞(しんぶん)を読(よ)めるようになり、朝一番(あさいちばん)に世界中(せかいじゅう)のニュースを知(し)ることができます。

 受検(じゅけん)の日(ひ)まであとわずか。私(わたし)なりに楽(たの)しみながら努力(どりょく)して、合格(ごうかく)したいです。



<ニュース教室> ジオパーク 貴重な地層や地形 保存

 英語(えいご)のジオロジー(地質学(ちしつがく))とパーク(公園(こうえん))を組(く)み合(あ)わせた言葉(ことば)で、「地質公園(ちしつこうえん)」を意味(いみ)します。

 国連教育科学文化機関(こくれんきょういくかがくぶんかきかん)(ユネスコ)の協力(きょうりょく)で二○○四年に設立(せつりつ)された団体(だんたい)が、認定(にんてい)しています。貴重(きちょう)な地層(ちそう)や地形(ちけい)を「地質遺産(ちしついさん)」として保存(ほぞん)し、観光(かんこう)や教育(きょういく)にも役立(やくだ)てるのが目的(もくてき)です。ユネスコは、世界遺産(せかいいさん)の登録活動(とうろくかつどう)もしています。

 ジオパークには、中国(ちゅうごく)・雲南省(うんなんしょう)の石林(せきりん)など世界(せかい)十七カ国(こく)の五十二カ所(しょ)が認定(にんてい)されています。日本(にっぽん)は火山列島(かざんれっとう)で、興味深(きょうみぶか)い地質(ちしつ)や地形(ちけい)が多(おお)くあるのに、まだ一つも認定(にんてい)されていません。

 そこで、認定(にんてい)第(だい)一号(ごう)をめざし、全国(ぜんこく)の市町村(しちょうそん)が活動(かつどう)を進(すす)めています。道内(どうない)では、網走管内遠軽町(あばしりかんないえんがるちょう)が名乗(なの)りを上(あ)げ、洞爺湖(とうやこ)周辺(しゅうへん)でも関心(かんしん)が高(たか)まっています。

 遠軽町(えんがるちょう)は、白滝黒曜石(しらたきこくようせき)で知(し)られ、二万年前(まえ)の旧石器時代(きゅうせっきじだい)の遺(い)せきもあります。黒曜石(こくようせき)はマグマが冷(ひ)えて固(かた)まったガラス質(しつ)の石(いし)で、矢(や)じりやナイフ、カミソリなどに加工(かこう)され、東洋(とうよう)一の産地(さんち)となっていました。

 洞爺湖(とうやこ)周辺(しゅうへん)には、活火山(かつかざん)の有珠山(うすざん)や、昭和新山(しょうわしんざん)があります。散策路(さんさくろ)が造(つく)られ、展望台(てんぼうだい)から火口(かこう)をながめることもできます。

 道外(どうがい)では、日本(にっぽん)を東西(とうざい)に分(わ)けるフォッサマグナ(大(おお)きな割(わ)れ目(め))で有名(ゆうめい)な新潟県糸魚川市(にいがたけんいといがわし)、雲仙岳(うんぜんだけ)がある長崎県島原市(ながさきけんしまばらし)などが熱心(ねっしん)に活動(かつどう)しています。

《編集委員(へんしゅういいん) 佐藤隆一(さとうりゅういち)》

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