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道新小学生新聞フムフム

空の旅 支える仕事 羽田空港のし設 見学したよ/通信員リポート/ニュース教室 (2007/08/25)

点検(てんけん)のため、飛行機本体(ひこうきほんたい)から取(と)り外(はず)されたエンジンの大(おお)きさにおどろく参加者(さんかしゃ)たち

本物(ほんもの)と同(おな)じようにたくさんの機材(きざい)が配置(はいち)されている操縦席(そうじゅうせき)の模型(もけい)

気分(きぶん)は客室乗務員(きゃくしつじょうむいん)? 機内(きない)サービスについて学(まな)ぶ参加者(さんかしゃ)たち

 みんな、空港(くうこう)の中(なか)にはどんなし設(せつ)があるか知(し)っている? 飛行機(ひこうき)には興味(きょうみ)あるかな? 夏休(なつやす)みの8月7日、道内(どうない)の小学生(しょうがくせい)10人(にん)が、いつもは関係者(かんけいしゃ)しか入(はい)れない東京(とうきょう)・羽田空港(はねだくうこう)の整備工場(せいびこうじょう)を見学(けんがく)したり、客室乗務員(きゃくしつじょうむいん)などの訓練(くんれん)を受(う)けました。《文(ぶん)・佐藤一(さとうはしめ)、写真(しゃしん)・加藤哲朗(かとうてつろう)》

整備工場 大きいエンジンびっくり

 見学(けんがく)は日本航空(にほんこうくう)(JAL(ジャル))きかくの「学校(がっこう)では受(う)けられない授業(じゅぎょう)」として行(おこな)われました。空港(くうこう)や飛行機(ひこうき)の仕組(しく)みを知(し)ってもらおうとのねらいで、今年(ことし)で二回目(かいめ)です。全国(ぜんこく)の小学校高学年児童(しょうがっこうこうがくねんじどう)を対象(たいしょう)にぼ集(しゅう)し、九十組(くみ)の親子(おやこ)が見学(けんがく)、道内(どうない)からは札幌市(さっぽろし)と北広島市(きたひろしまし)の小学(しょうがく)四−六年生(せい)の男女(だんじょ)が参加(さんか)しました。

 最初(さいしょ)に向(む)かったのは、飛行機(ひこうき)を乗(の)り降(お)りするビルからバスで約(やく)十分(ぷん)のところにあるM1(エムワン)と呼(よ)ばれる整備工場(せいびこうじょう)です。羽田空港(はねだくうこう)は飛行機(ひこうき)のり着陸(ちゃくりく)回数(かいすう)が国内(こくない)で最(もっと)も多(おお)い空港(くうこう)。飛行機(ひこうき)に異常(いじょう)がないか確認(かくにん)し、万一(まんいち)故障(こしょう)があれば修理(しゅうり)するのが、この工場(こうじょう)の仕事(しごと)です。

 昨春(さくしゅん)にテレビで放送(ほうそう)されたドラマ「アテンションプリーズ」など、空港(くうこう)をぶ台(たい)にしたドラマのさつえいが行(おこな)われたことを担当者(たんとうしゃ)が説明(せつめい)すると、参加者(さんかしゃ)は「えー。ここであの番組(ばんぐみ)がさつえいされていたの」と感心(かんしん)していました。

 工場(こうじょう)に行(い)く前(まえ)に、まずは飛行機(ひこうき)の勉強(べんきょう)です。一番(いちばん)大(おお)きいジャンボジェット機(き)は最大(さいだい)で五百四十六人(にん)が乗(の)れます。「飛行機(ひこうき)って、どのくらいのスピードが出(で)るの?」。そんな質問(しつもん)に、担当者(たんとうしゃ)が「り陸(りく)前(まえ)は時速(じそく)二百五十−三百キロ。空(そら)の上(うえ)では時速(じそく)九百−千キロ。り陸(りく)する時(とき)は新幹線(しんかんせん)とほぼ同(おな)じ速(はや)さです」と答(こた)えると、「そんなに速(はや)いんだ」とみんなおどろいた様子(ようす)でした。

 また、ビデオや小型模型(こがたもけい)を見(み)ながら、空(そら)を飛(と)ぶため、飛行機(ひこうき)のどう体(たい)や、つばさのほとんどが、鉄(てつ)の三分(ぶん)の一の軽(かる)さのアルミニウムという金属(きんぞく)でできていることを教(おし)えてもらいました。

 基(き)そ知識(ちしき)を学(まな)んだところで、整備工場(せいびこうじょう)へ。数(すう)百メートル先(さき)にはかっ走路(そうろ)があり、飛行機(ひこうき)がひっきりなしにごう音(おん)を立(た)て、飛(と)び立(た)っています。工場(こうじょう)に入(はい)ると、一気(いっき)に視界(しかい)が広(ひろ)がり、参加者(さんかしゃ)からは一(いっ)せいに「すごーい」とかん声(せい)が上(あ)がりました。

 運(うん)よく飛行機(ひこうき)を二機(き)点検(てんけん)していました。そのうち一機(き)はエンジンの整備中(せいびちゅう)。間近(まぢか)で見(み)るエンジンの大(おお)きさははく力(りょく)があります。札幌市厚別区(さっぽろしあつべつく)にある上野幌東小(かみのっぽろひがししょう)六年の宮崎昂太君(みやざきこうたくん)(11)は「飛行機(ひこうき)は大好(だいす)き。エンジンがこんなに大(おお)きいとは思(おも)わなかった」と目(め)をかがやかせていました。

客室乗務員訓練所 きん急事態にそなえる

 次(つぎ)に訪(おとず)れたのは客室乗務員(きゃくしつじょうむいん)の訓練所(くんれんじょ)です。モックアップという実物大(じつぶつだい)の飛行機内部(ひこうきないぶ)の模型(もけい)が並(なら)んでいます。乗務員(じょうむいん)の“卵(たまご)たち”がここで二カ月、乗客(じょうきゃく)に食事(しょくじ)や飲(の)み物(もの)を配(くば)るサービスや、急病(きゅうびょう)の人(ひと)の世話(せわ)の方法(ほうほう)などを学(まな)びます。

 中(なか)でもきん急事態(きゅうじたい)に必要(ひつよう)なのが救命(きゅうめい)どう衣(い)や酸素(さんそ)マスクの付(つ)け方(かた)。見学(けんがく)したみんなもこの付(つ)け方(かた)にちょう戦(せん)しました。札幌市北区(さっぽろしきたく)の篠路西小(しのろにししょう)四年の出倉愛弓(でくらあゆみ)さん(10)は「一度(ど)も付(つ)けたことがないので、やってみたかった。救命(きゅうめい)どう衣(い)のひもをひいたら簡単(かんたん)にふくらんでびっくり」と話(はな)していました。

 このほか、訓練所(くんれんじょ)では正(ただ)しい姿勢(しせい)の歩(ある)き方(かた)やおじぎの仕方(しかた)から、飲(の)み物(もの)をカップに注(そそ)ぐサービスも体験(たいけん)しました。

 一日(にち)かけた空港見学(くうこうけんがく)では、ふだんの授業(じゅぎょう)では教(おし)えてもらえないことがいっぱいありました。乗務員(じょうむいん)や整備士(せいびし)など多(おお)くの人(ひと)の努力(どりょく)によって、空(そら)の旅(たび)が支(ささ)えられていることを実感(じっかん)したようです。



<通信員リポート> 金管バンドで全道めざす

山田侑依(やまだゆい)《函館市日吉(はこだてしひよし)が丘(おか)小(しょう)5年》

 私(わたし)は小学校(しょうがっこう)の金管(きんかん)バンドで、パーカッションを担当(たんとう)しています。毎日(まいにち)午前(ごぜん)7時(じ)45分(ふん)から朝練習(あされんしゅう)があり、コンクールが近(ちか)くなると、午後(ごご)5時(じ)まで夕練(ゆうれん)もあります。

 わたしたちは演奏(えんそう)が上手(じょうず)になるために「生活(せいかつ)のルールを大切(たいせつ)にする心(こころ)」「だれとでもまじめにふれあう心(こころ)」「つらいことを乗(の)りこえようとする心(こころ)」「ありがとうと感謝(かんしゃ)できる心(こころ)」「心(こころ)を一(ひと)つにする」という目標(もくひょう)を心(こころ)がけて練習(れんしゅう)しています。

 7月のコンクールは念願(ねんがん)の「金賞(きんしょう)」でした。次(つぎ)の目標(もくひょう)は小学校(しょうがっこう)バンドフェスティバルで全道大会(ぜんどうたいかい)に選(えら)ばれることです。これからも友達(ともだち)と力(ちから)を合(あ)わせ、がんばっていきたいです。



<ニュース教室> 北京五輪 深刻な空気のよごれ

 中国(ちゅうごく)の首都(しゅと)・北京(ペキン)で来年(らいねん)八月、夏(なつ)のオリンピック(夏季五輪(かきごりん))が開(ひら)かれます。アジアでは東京(とうきょう)、ソウルに続(つづ)いて、三回目(かいめ)。一年前(まえ)を記念(きねん)するカウントダウンイベントが、北京(ペキン)で盛大(せいだい)に開(ひら)かれたばかりです。

 本番(ほんばん)の開会式(かいかいしき)は二○○八年八月八日午後(ごご)八時(じ)から。「八」は中国(ちゅうごく)でえんぎのいい数字(すうじ)なので、日時(にちじ)に「八」を並(なら)べたことは、中国(ちゅうごく)の人(ひと)たちの大変(たいへん)な意気(いき)ごみを感(かん)じさせます。胡錦濤(こきんとう)・国家主席(こっかしゅせき)は「中華民族(ちゅうかみんぞく)が百年待(ま)ち望(のぞ)んだ」と、話(はな)したこともあるほどです。

 海外(かいがい)に自(じ)まんできる五輪(ごりん)にしたいという思(おも)いは強(つよ)く、開会式(かいかいしき)に雨(あめ)が降(ふ)らないようにする実験(じっけん)も始(はじ)まっています。ロケットだんでヨウ化銀(かぎん)などの冷(れい)きゃくざいを雲(くも)にまいて、先(さき)に雨(あめ)を降(ふ)らせてしまう方法(ほうほう)が考(かんが)えられています。また、「満開五輪(まんかいごりん)」をめざして、ハスやキクなどの花々(はなばな)の開花(かいか)を調整(ちょうせい)し、真夏(まなつ)の五輪期間(ごりんきかん)に合(あ)わせる実験(じっけん)もしています。

 心配(しんぱい)の種(たね)もたくさんあります。観客(かんきゃく)のマナーの悪(わる)さや食(た)べ物(もの)の安全性(あんぜんせい)もそうですが、大気(たいき)お染(せん)も深刻(しんこく)なのです。北京市(ペキンし)は五輪期間中(ごりんきかんちゅう)に自動車(じどうしゃ)の走行(そうこう)を、百万台(だい)減(へ)らし通常(つうじょう)の三分(ぶん)の二にする計画(けいかく)も立(た)てています。

 各国(かっこく)チームには、空気(くうき)のよごれから選手(せんしゅ)を守り成績(せいせき)に悪(あく)いえいきょうが出(で)ないようにするため、北京(ペキン)入(い)りを競技日程(きょうぎにってい)ぎりぎりに決(き)めたところも出(で)ています。

《編集委員(へんしゅういいん) 佐々木政文(ささきまさふみ)》

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