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道新小学生新聞フムフム

「ジブリ美術館」取材したよ/通信員リポート/ニュース教室 (2007/08/18)

三鷹(みたか)の森(もり)ジブリ美術館(びじゅつかん)(後(うし)ろ)を訪れた、左(ひだり)から伊沢(いさわ)さん、横沢君(よこざわくん)、国安君(くにやすくん)

「映画(えいが)の生(う)まれる場所(ところ)」で伊藤(いとう)さんがアニメーションのできるまでを教(おし)えてくれました

さつえい用(よう)のカメラをのぞいてみました。ハンドルを動(うご)かすと背景(はいけい)が動(うご)きます

屋上(おくじょう)にいるロボット兵(へい)。ずっと外(そと)に置(お)いてあるので、体(からだ)に草(くさ)が生(は)えたりします

 手作(てづく)り新聞(しんぶん)コンクール「第(だい)十三回(かい)どうしん私(わたし)とぼくの小学生新聞(しょうがくせいしんぶん)グランプリ」で最優(さいゆう)しゅうのフムフム大賞(たいしょう)にかがやいた六人(にん)のうち、四年生(せい)以上(いじょう)の三人(にん)が八月(がつ)上(じょう)じゅんに「道新(どうしん)こども記者(きしゃ)」として、東京都三鷹市(とうきょうとみたかし)にある「三鷹(みたか)の森(もり)ジブリ美術館(びじゅつかん)」へ取材旅行(しゅざいりょこう)に行(い)ってきました。《文(ぶん)・須藤幸恵(すどうゆきえ)、写真(しゃしん)・浅利文哉(あさりふみや)》

道新こども記者3人 アニメづくり 作業はたいへん

 取材(しゅざい)をしたのは国安誠君(くにやすまことくん)(江別市(えべつし)・文京台小(ぶんきょうだいしょう)六年)、横沢拳吾君(よこざわけんごくん)(留萌管内小平町(るもいかんないおびらちょう)・小平小(おびらしょう)五年)、伊沢佑佳(いさわゆうか)さん(札幌市(さっぽろし)・あいの里西小(さとにししょう)四年)です。

 館内(かんない)の写真(しゃしん)さつえいは禁止(きんし)されていますが、今回(こんかい)は取材(しゅざい)なので特別(とくべつ)に許可(きょか)してもらいました。

 三鷹(みたか)の森(もり)ジブリ美術館(びじゅつかん)は、「となりのトトロ」や「千(せん)と千尋(ちひろ)の神隠(かみかく)し」など人気(にんき)アニメーションを作(つく)ったスタジオジブリの宮崎駿監督(みやざきはやおかんとく)が館主(かんしゅ)をしています。二○○一年十月にオープンし、年間(ねんかん)七十万人(にん)が訪(おとず)れます。今回(こんかい)は、スタジオジブリの伊藤望(いとうのぞむ)さんが館内(かんない)を案内(あんない)してくれました。

 美術館(びじゅつかん)にはテーマのちがった部屋(へや)がたくさんあります。「映画(えいが)の生(う)まれる場所(ところ)」は、アニメーションができるまでの作業(さぎょう)を再現(さいげん)しました。小(ちい)さな部屋(へや)が五つあり、物語(ものがたり)や登場人物(とうじょうじんぶつ)などを考(かんが)える時(とき)にかいたイラストがたくさん張(は)ってあったり、本(ほん)や作業机(さぎょうづくえ)が展示(てんじ)されています。

 アニメーションは、一枚(まい)一枚(まい)動(うご)きのちがう絵(え)をかいてフィルムにさつえいし、上映(じょうえい)すると動(うご)いているように見(み)える仕組(しく)みです。

 以前(いぜん)は、とう明(めい)なシートに絵(え)をかき、色(いろ)をぬり、さつえいしていました。でも、最近(さいきん)は専用(せんよう)の絵(え)の具(ぐ)を作(つく)る会社(かいしゃ)が少(すく)なくなってきたので、パソコンに画像(がぞう)を記録(きろく)し、パソコンで色(いろ)を付(つ)ける方法(ほうほう)に変(か)わってきているそうです。

 近寄(ちかよ)って見(み)てみると、かみの毛(け)も一本(ぽん)一本(ぽん)ていねいにかいてありました。伊沢さんは「こんなに細(こま)かく色(いろ)をぬっているなんてすごい」と感心(かんしん)していました。

「回すと絵が動く」

 さつえい用(よう)のカメラを実際(じっさい)にさわってみました。レンズをのぞいて、近(ちか)くにあるハンドルを回(まわ)すと、背景(はいけい)が動(うご)いて気球(ききゅう)がふわふわと飛(と)んでいるように見(み)えました。国安君くんも横沢君くんも「絵(え)が動(うご)いて見(み)える」とビックリしていました。

 「動(うご)きはじめの部屋(へや)」は、アニメーションの歴史(れきし)をさまざまな仕(し)かけでしょうかいしているところです。中(なか)でも、トトロの人形(にんぎょう)に短(みじか)い間(かん)かくでストロボを当(あ)てて動(うご)いているように見(み)せる装置(そうち)は、大勢(おおぜい)の人(ひと)が見学(けんがく)していました。横沢君も一番(いちばん)気(き)に入(い)った様子(ようす)で、「これをまねして、夏休(なつやす)みの工作(こうさく)を作(つく)りたい」と熱心(ねっしん)に観察(かんさつ)していました。

 「となりのトトロ」に出(で)てくるネコバスの部屋(へや)もあり、上(うえ)に登(のぼ)ったり、中(なか)に入(はい)ったりできます。みんなも乗(の)ってみたそうだったけど、取材(しゅざい)なので我(が)まん。ちょっと残念(ざんねん)そうでした。

種芽ぶくロボット

 屋上(おくじょう)にいくと「天空(てんくう)の城(しろ)ラピュタ」に出(で)てくるロボット兵(へい)が立(た)っていました。大(おお)きくて、はく力(りょく)があります。伊藤さんが「秋(あき)から春(はる)までに飛(と)んできた種(たね)が芽(め)ぶいて、ロボット兵の体に草(くさ)が生(は)えます」と教(おし)えてくれました。映画(えいが)の場面(ばめん)のようだね。

 このほか、館内(かんない)ではオリジナルの短編(たんぺん)アニメーションが上映(じょうえい)されていたり、天(てん)じょうや窓(まど)のステンドグラスに映画(えいが)の登場人物(とうじょうじんぶつ)がえがかれていたりと、楽(たの)しい発見(はっけん)がいっぱいでした。

 国安君は「めったにこれない美術館(びじゅつかん)に来(こ)られて、感動(かんどう)しました」と話(はな)していました。



<通信員リポート> 日本との違い いっぱい

大木菜緒(おおきなお)《札幌市(さっぽろし)・上野幌東小(かみのっぽろひがししょう)6年》

 わたしは夏休(なつやす)みにシンガポール旅行(りょこう)に行(い)きました。見(み)どころがたくさんありましたが、中(なか)でも現地(げんち)ガイドさんの説明(せつめい)が印象(いんしょう)に残(のこ)っています。

 今(いま)、日本(にっぽん)ではガソリンの値段(ねだん)がとても高(たか)いですが、シンガポールでは1リットルが55円(えん)と激安(げきやす)です。一方(いっぽう)で、車(くるま)は日本(にほん)の約(やく)3倍(ばい)の値段(ねだん)で高価(こうか)だそうです。

 また、風習(ふうしゅう)も違(ちが)い、ビルや施設(しせつ)を建(た)てるときは、風水(ふうすい)を必(かなら)ず取(と)り入(い)れているそうです。ほかにもシンガポールと日本(にっぽん)の違(ちが)いをたくさん聞(き)くことができ、とてもためになりました。

 今後(こんご)はもっと海外(かいがい)に目(め)を向(む)けるとともに、日本(にっぽん)のことも深(ふか)く知(し)り、良(よ)さをあらためて感(かん)じていきたいです。



<ニュース教室> 三越と伊勢丹統合へ 激しいデパートの競争

 企業(きぎょう)の買収(ばいしゅう)・合併(がっぺい)・統合(とうごう)の記事(きじ)が目(め)につきます。外国(がいこく)の会社(かいしゃ)が日本(にっぽん)の会社(かいしゃ)を買(か)ったり、会社同士(かいしゃどうし)が一緒(いっしょ)になったりとさまざまです。三洋電機(さんようでんき)が不振(ふしん)の携帯電話事業(けいたいでんわじぎょう)の売却(ばいきゃく)を打診(だしん)−という記事(きじ)もありましたね。

 百貨店業界(ひゃっかてんぎょうかい)も動(うご)きが盛(さか)んです。日本(にっぽん)で大手(おおて)の伊勢丹(いせたん)と三越(みつこし)が来春(らいしゅん)の経営統合(けいえいとうごう)で大筋合意(おおすじごうい)−というニュースがありました。経営統合(けいえいとうごう)というのは、両方(りょうほう)の百貨店(ひゃっかてん)が直接合併(ちょくせつがっぺい)するのとちがい、経営戦略(けいえいせんりゃく)を立(た)てたりする持(も)ち株会社(かぶがいしゃ)を共同(きょうどう)でつくり、その下(した)にそれぞれの百貨店(ひゃっかてん)を置(お)く方式(ほうしき)です。

 九月に大丸(だいまる)と松坂屋(まつざかや)のグループが統合(とうごう)して売上高(うりあげだか)が日本一(にっぽんいち)になりますが、三越(みつこし)と伊勢丹(いせたん)が一緒(いっしょ)になればそれを抜(ぬ)きます。

 「伊勢丹(いせたん)」と聞(き)いても道内(どうない)ではあまりなじみがないかもしれません。でも、丸井今井(まるいいまい)を支援(しえん)して経営再建(けいえいさいけん)を進(すす)めており、強(つよ)い結(むす)びつきがあります。

 札幌(さっぽろ)では丸井(まるい)、三越(みつこし)のある大通地区(おおどおりちく)と大丸札幌店(だいまるさっぽろてん)が進出(しんしゅつ)したJR札幌駅前(ジェイアールさっぽろえきまえ)とで競争(きょうそう)していますが、伊勢丹(いせたん)と丸井(まるい)との結(むす)びつきを考(かんが)えれば、競争(きょうそう)はさらに激(はげ)しくなりそうです。

   JR札幌駅前(ジェイアールさっぽろえきまえ)には同(おな)じく伊勢丹(いせたん)と提携(ていけい)した東急百貨店(とうきゅうひゃっかてん)の札幌店(さっぽろてん)もあります。二〇一〇年度(ねんど)には大通(おおどおり)とJR札幌駅(ジェイアールさっぽろえき)をつなぐ地下通路(ちかつうろ)もできる計画(けいかく)ですから、今後(こんご)、街(まち)の人(ひと)の流(なが)れにもいろいろな影響(えいきょう)が出(で)てきそうですね。

《編集委員(へんしゅういいん) 田村俊雄(たむらとしお)》

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