どうしんウェブ 北海道新聞

  • PR

  • PR

道新小学生新聞フムフム

空飛ぶ救急治りょう室 ドクターヘリ出動!/通信員リポート/ニュース教室 (2011/03/05)

格納庫(かくのうこ)の中(なか)で後藤(ごとう)さん《右端(みぎはし)》からヘリについての説明(せつめい)を受(う)ける3人(にん)

出動要(しゅつどうよう)せいを受(う)け、消防(しょうぼう)と無線(むせん)でやりとりする通信(つうしん)センターの田中(たなか)さん

ヘリの中(なか)にたくさんの医(い)りょう器具(きぐ)があることにおどろく3人(にん)

 ドクターヘリを知(し)っていますか? 医師(いし)や看護師(かんごし)を乗(の)せて高速(こうそく)で移動(いどう)し患者(かんじゃ)を運(はこ)びます。中(なか)で治(ち)りょうもでき、「空(そら)飛(と)ぶ救急(きゅうきゅう)治(ち)りょう室(しつ)」ともいわれます。フムフム通信員(つうしんいん)の中島遥(なかじまはるか)さん《上川管内中富良野町(かみかわかんないなかふらのちょう)・西中小(にしなかしょう)6年》と別所弘基君(べっしょひろきくん)《同管内美瑛町(どうかんないびえいちょう)・美瑛小(びえいしょう)4年》、広川百花(ひろかわももか)さん《旭川市(あさひかわし)・忠和小(ちゅうわしょう)4年》が、どんな働(はたら)きをしているのかを学(まな)びました。《文(ぶん)・田辺恵(たなべけい)、写真(しゃしん)・栗本充則(くりもとみちのり)》

道内に3機 時速200キロで患者運ぶ

 3人(にん)は旭川(あさひかわ)の「道北(どうほく)ドクターヘリ」を見学(けんがく)しました。案内(あんない)してくれたのは、旭川赤十字病院(あさひかわせきじゅうじびょういん)の救急業務課長(きゅうきゅうぎょうむかちょう)、後藤達也(ごとうたつや)さん(45)。夏(なつ)はヘリは病院(びょういん)の屋上(おくじょう)にありますが、冬(ふゆ)は格納庫(かくのうこ)の中(なか)で待機(たいき)しています。

 ヘリの全長(ぜんちょう)は約(やく)12メートル、高(たか)さは3.6メートル。空(そら)を飛(と)んでいるところを見(み)たことがあるという広川(ひろかわ)さんは「近(ちか)くで見(み)ると、とても大(おお)きい」とびっくり。プロペラの羽根(はね)が5枚(まい)もあることで、とても静(しず)かに飛(と)べるそうです。

 ヘリの時速(じそく)は200キロ。後藤(ごとう)さんの「空(そら)はまっすぐ飛(と)べて信号(しんごう)もないので、富良野(ふらの)まで14分(ふん)、美瑛(びえい)なら8分(ふん)で着(つ)きます」という説明(せつめい)に、中島(なかじま)さんと別所君(べっしょくん)は「車(くるま)やJR(ジェイアール)よりずっと速(はや)い」とおどろいていました。

ベッドや手術道具 ぎっしり

 大(おお)きく見(み)えるヘリですが、中(なか)は「思(おも)ったよりせまい」と3人(にん)。なぜなら、中(なか)には患者(かんじゃ)を乗(の)せるベッドや、手術道具(しゅじゅつどうぐ)や、心(しん)ぱく数(すう)を測(はか)ったりする治(ち)りょうのための機械(きかい)がぎっしり。すべて取(と)り外(はず)せるため、動(うご)けない患者(かんじゃ)のそばまで医師(いし)や看護師(かんごし)が持(も)ち運(はこ)ぶことができます。

 ドクターヘリは、事故(じこ)が起(お)きたり急病患者(きゅうびょうかんじゃ)が出(で)たりすると、消防(しょうぼう)からの要(よう)せいを受(う)け、出動(しゅつどう)します。日赤病院(にっせきびょういん)の中(なか)にある通信(つうしん)センターでは、ちょうど3人(にん)の見学中(けんがくちゅう)に富良野(ふらの)から救急患者(きゅうきゅうかんじゃ)を運(はこ)んでほしいという出動要(しゅつどうよう)せいがありました。

 センターにはたくさんのモニターがあり、地図(ちず)やとうげの天気(てんき)、ヘリが地上(ちじょう)の救急車(きゅうきゅうしゃ)と落(お)ち合(あ)う場所(ばしょ)などが表示(ひょうじ)され、運航管理者(うんこうかんりしゃ)の田中吏美(たなかさとみ)さんが消防(しょうぼう)や病院(びょういん)と無線(むせん)で打(う)ち合(あ)わせながらヘリに指示(しじ)を出(だ)します。

 ひっきりなしに入(はい)る無線(むせん)にてきぱきと答(こた)える田中(たなか)さんを見(み)て、3人(にん)は「こんなにいそがしいのに落(お)ち着(つ)いていてすごい」と話(はな)していました。

 道北(どうほく)ドクターヘリは2009年10月に運航(うんこう)を始(はじ)めてから、離島(りとう)をふくむ55市町村(しちょうそん)に、約(やく)370回(かい)出動(しゅつどう)しています。札幌(さっぽろ)、釧路(くしろ)にも拠点基地(きょてんきち)があり、3機(き)のヘリで広(ひろ)い北海道(ほっかいどう)のほとんどをカバーしています。みんなの住(す)むまちにも、大切(たいせつ)な命(いのち)を救(すく)うため、飛(と)んで来(き)ているかもしれませんね。



<通信員リポート> スケート記録会 すべりきれた

加藤朋樹(かとうともき)《十勝管内足寄町(とかちかんないあしょろちょう)・足寄小(あしょろしょう)4年》

 十勝(とかち)のほとんどの学校(がっこう)では、冬(ふゆ)にスケート授業(じゅぎょう)があります。グラウンドにリンクをつくる学校(がっこう)も多(おお)いです。

 ぼくの学校(がっこう)は2月初(はじ)めに、スケート記録会(きろくかい)を行(おこな)いました。1年生(せい)から6年生(せい)までが、それぞれの力(ちから)に応(おう)じたきょりをすべりました。

 家族(かぞく)もたくさん応(おう)えんに来(き)てくれました。ぼくは500メートルをすべって、転(ころ)ばないようにバランスを取(と)ってすべりました。練習(れんしゅう)の成果(せいか)が出(で)て、最後(さいご)まですべりきることができました。

 足寄(あしょろ)ではスケート少年団(しょうねんだん)が活発(かっぱつ)に活動(かつどう)し、中学校(ちゅうがっこう)の先(せん)ぱいたちは全国大会(ぜんこくたいかい)に出場(しゅつじょう)し、入賞(にゅうしょう)しました。ぼくも、今後(こんご)ともスケートをがんばりたいです。



<ニュース教室> 九州新幹線全線開業 本州以南9時間で結ぶ

 12日に九州新幹線(きゅうしゅうしんかんせん)の鹿児島(かごしま)ルート《博多(はかた)−鹿児島中央(かごしまちゅうおう)、256.8キロ》が全線開業(ぜんせんかいぎょう)します。これにより、青森(あおもり)から鹿児島(かごしま)までが新幹線(しんかんせん)で結(むす)ばれます。

 2004年に新八代(しんやつしろ)−鹿児島中央(かごしまちゅうおう)間(かん)が部分開業(ぶぶんかいぎょう)していましたが今回(こんかい)、博多(はかた)と新八代(しんやつしろ)がつながります。博多(はかた)から新大阪(しんおおさか)までは山陽新幹線(さんようしんかんせん)、新大阪(しんおおさか)−東京(とうきょう)は東海道新幹線(とうかいどうしんかんせん)、東京(とうきょう)−新青森(しんあおもり)は東北新幹線(とうほくしんかんせん)が接続(せつぞく)していますので、乗(の)りついで本州以南(ほんしゅういなん)を縦断(じゅうだん)できます。

 5日には東北新幹線(とうほくしんかんせん)に新型車両(しんがたしゃりょう)「はやぶさ」が入(はい)り、新青森(しんあおもり)−東京間(とうきょうかん)は最速(さいそく)3時間(じかん)10分(ぷん)に。単純(たんじゅん)に最速時間(さいそくじかん)を加(くわ)えていくと、新青森(しんあおもり)−鹿児島中央(かごしまちゅうおう)は9時間(じかん)20分(ぷん)ほどの計算(けいさん)です。1964年10月に「夢(ゆめ)の超特急(ちょうとっきゅう)」とよばれた東海道新幹線(とうかいどうしんかんせん)が開通(かいつう)してから、ずい分(ぶん)と整備(せいび)が進(すす)んだんですね。

 北海道新幹線(ほっかいどうしんかんせん)はどうかというと、新青森(しんあおもり)−新函館間(しんはこだてかん)が15年度(ど)開業(かいぎょう)を目指(めざ)して工事中(こうじちゅう)です。「はやぶさ」が走(はし)れば新函館(しんはこだて)−東京間(とうきょうかん)は3時間(じかん)50分(ぷん)になります。しかし、新函館(しんはこだて)から小樽(おたる)などをへて札幌(さっぽろ)までの区間(くかん)は、ばく大(だい)な建設費(けんせつひ)が見(み)こまれることなどから着工(ちゃっこう)のめどは立(た)っていません。

 飛行機(ひこうき)との競合(きょうごう)で「経済効果(けいざいこうか)が期待(きたい)できない」、「地元(じもと)の負担(ふたん)が大(おお)きい」などの理由(りゆう)から不要論(ふようろん)も消(き)えていません。みなさんが大人(おとな)になるころには、どうなっているでしょうか。

《編集委員(へんしゅういいん) 池野敦志(いけのあつし)》

道新小学生新聞フムフム コンテンツ一覧

このページの先頭へ