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道立旭川美術館の展らん会「三沢厚彦 アニマルズ+」/通信員リポート/ニュース教室 (2007/07/14)

「シマウマの顔(かお)って、こんなふうになってるんだ」

展示室(てんじしつ)の入(い)り口(ぐち)の大(おお)きなシロクマ

トラのポーズをまねしてみたよ。「ガオー」

「リスさん、かわいいねえ」

 旭川(あさひかわ)には大人(おとな)にも子(こ)どもにも人気(にんき)の「旭山動物園(あさひやまどうぶつえん)」がありますね。行(い)ったことがありますか? いま旭川(あさひかわ)には、動物(どうぶつ)にあえるところがもうひとつあります。「三沢厚彦(みさわあつひこ) アニマルズ+(プラス)」という展(てん)らん会(かい)が開(ひら)かれている道立旭川美術館(どうりつあさひかわびじゅつかん)(旭川市常磐公園内(あさひかわしときわこうえんない))です。旭川市立東栄小学校(あさひかわしりつとうえいしょうがっこう)二年生(せい)のみんなと展(てん)らん会(かい)を見(み)てきました。《文(ぶん)・古家昌伸(こいえまさのぶ)、写真(しゃしん)・近藤整広(こんどうよしひろ)》

いろんな動物 見てきたよ!! 本物そっくり ちょう刻

 「いろんな動物(どうぶつ)がいるね〜」。展示室(てんじしつ)の入(い)り口(ぐち)には、シロクマがドンと立(た)っています。シロクマは北極(ほっきょく)などにすむ大(おお)きな動物(どうぶつ)ですが、このシロクマはまるっこくて、ちっともこわくありませんね。

 展示室(てんじしつ)にはイヌやネコもいます。ブタやサル、キリン、ゾウ、チーター、ウサギ、リスにシマウマ…かぞえたらきりがありません。百頭(とう)以上(いじょう)もいるそうです。これらの動物(どうぶつ)は、京都府(きょうとふ)生(う)まれで、神奈川県茅ケ崎市(かながわけんちがさきし)に住(す)んでいる三沢厚彦(みさわあつひこ)さんが作(つく)ったちょう刻(こく)です。

100頭以上 近くで「ちがい」注目

 ちょう刻(こく)というのは、木(き)や石(いし)、ねん土(ど)などで形(かたち)を作(つく)る美術作品(びじゅつさくひん)です。三沢(みさわ)さんは、クスノキをほったり、ねん土(ど)を固(かた)めたりして動物(どうぶつ)を作(つく)ります。本物(ほんもの)ににているけれど、どこかちがっているのがおもしろいですね。

 美術館(びじゅつかん)の学芸員(がくげいいん)・中村聖司(なかむらせいじ)さんが「ちょう刻(こく)はうしろにまわって見(み)ることもできます。いろんなところから、いろんな形(かたち)が見(み)えるのに注目(ちゅうもく)してください」と説明(せつめい)してくれました。

 展示室(てんじしつ)に入(はい)ってみましょう。さっそく東栄小(とうえいしょう)の子(こ)どもたちが、何(なに)かを見(み)つけたようです。天(てん)じょうの近(ちか)くを指(ゆび)さして「あそこにヤモリがいる」と小声(こごえ)で話(はな)しています。とう明(めい)なケースにカエルが入(はい)っていました。シマウマやトラなどのおなかを、のぞきこんでいる子(こ)もいます。三沢(みさわ)さんの名前(なまえ)と、作品(さくひん)の名前(なまえ)が書(か)いてありました。

 西館唯(にしだてゆい)ちゃんが「このシマウマは木(き)を何本(なんぼん)使(つか)っているの?」とたずね、中村(なかむら)さんが「何本(なんぼん)かはわからないけれど、たくさんの木(き)を組(く)み合(あ)わせています」とこたえていました。坂本多玖人君(さかもとたくとくん)は「ウサギがよかった。おなかが丸(まる)くなっていた」と話(はな)してくれました。

 展(てん)らん会(かい)は八月二十三日まで。三沢(みさわ)さんが作(つく)った動物(どうぶつ)たちも、みんなが見(み)に来(き)てくれるのを待(ま)っています。

来月5日「こども夏まつり」

 道立旭川美術館(どうりつあさひかわびじゅつかん)では、8月5日午前(ごぜん)10時から午後(ごご)4時まで、「ミュージアムこども夏(なつ)まつり」が開(ひら)かれます。

 「アニマルズ+(プラス)」の展(てん)らん会(かい)を見(み)てすきな動物(どうぶつ)を探(さが)す「君(きみ)はどの動物(どうぶつ)がすき?」や、動物(どうぶつ)の絵(え)でうちわをつくる「夢(ゆめ)のアニマルうちわをつくろう!」(幼児(ようじ)・小中学生(しょうちゅうがくせい)向(む)けで参加無料(さんかむりょう)。1日150本(ぽん)まで)のほか、展(てん)らん会(かい)を見(み)たあとにはヨーヨーつり(1日150個(こ)まで)もできます。旭川美術館(あさひかわびじゅつかん)の連絡先は(電)0166・25・2577



<通信員リポート> 戦争はとても悲しいこと

曽根実乃里(そねみのり)《苫小牧市(とまこまいし)・ウトナイ小(しょう)6年》

 みなさんは戦争(せんそう)についてどう思(おも)いますか? わたしは、とても悲(かな)しいことだと思(おも)います。

 じゅうやミサイルは、たくさんの人(ひと)の命(いのち)をうばってしまう、おそろしい道具(どうぐ)だと思(おも)います。

 特(とく)に第二次世界大戦(だいにじせかいたいせん)でナチス・ドイツの総統(そうとう)だったヒトラーはひどかったそうです。ガス室(しつ)や強制労働(きょうせいろうどう)、人体実験(じんたいじっけん)。その中(なか)で最後(さいご)まで勇気(ゆうき)を持(も)ち続(つづ)けたアンネ・フランクは、強(つよ)くてたくましいと思(おも)いました。

 この戦争(せんそう)で生(い)きて帰(かえ)れた人(ひと)は少(すく)なかったそうです。戦争(せんそう)のむごさや悲(かな)しみを、多(おお)くの人(ひと)に知(し)ってもらいたいです。おたがいに協力(きょうりょく)し助(たす)け合(あ)うことが一番(いちばん)大切(たいせつ)だと思(おも)います。戦争(せんそう)はぜったいにおきないでほしいです。



<ニュース教室> 中空土偶「茅空」 北海道で初の国宝

 市立函館博物館(しりつはこだてはくぶつかん)で今(いま)、「蘇(よみがえ)る北(きた)の縄文(じょうもん)ロード−発掘(はっくつ)された縄文(じょうもん)の世界(せかい)」展(てん)が開(ひら)かれています。

 ここで展示(てんじ)されているのが、およそ三千五百年前(まえ)の縄文時代(じょうもんじだい)後期(こうき)に作(つく)られた「中空土偶(ちゅうくうどぐう)」です。六月に北海道(ほっかいどう)で初(はつ)の国宝(こくほう)に指定(してい)されたばかりです。

 土偶(どぐう)は、土(つち)で作(つく)った人形(にんぎょう)のことです。体(からだ)の内部(ないぶ)が空(から)っぽになっているので中空土偶(ちゅうくうどぐう)と呼(よ)ばれています。

 一九七五年に当時(とうじ)の渡島管内南茅部町(おしまかんないみなみかやべちょう)(今(いま)は函館市(はこだてし))の畑(はたけ)で発見(はっけん)されました。主婦(しゅふ)がジャガイモをほっていたら、くわにカーンと当(あ)たったそうです。

 高(たか)さが四一・五センチあり、中空土偶(ちゅうくうどぐう)としては国内最大(こくないさいだい)。両手(りょうて)がなくなっているほかは、ほぼ完全(かんぜん)な形(かたち)で、表面(ひょうめん)の模様(もよう)もはっきりしています。発見(はっけん)された町(まち)の名(な)にちなんで、「茅空(カックウ)」という愛(あい)しょうで呼(よ)ばれています。

 これまでに四回(かい)、イギリスなど海外(かいがい)でも展示(てんじ)され、外国(がいこく)の人(ひと)も大変(たいへん)感心(かんしん)したそうです。

 縄文時代(じょうもんじだい)は、およそ一万二千年前(まえ)から二千三百年前(まえ)まで一万年も続(つづ)きました。縄文人(じょうもんじん)は、木(き)の実(み)を採取(さいしゅ)し、動物(どうぶつ)や魚(さかな)を取(と)って食料(しょくりょう)にしていました。自然(しぜん)とともに平和(へいわ)な生活(せいかつ)をしていたそうです。

 展示(てんじ)は八月十九日まで。「茅空(カックウ)」を見(み)ながら「縄文人(じょうもんじん)の世界(せかい)」を空想(くうそう)してみるのも楽(たの)しいかもしれないね。

《編集委員(へんしゅういいん) 佐藤隆一(さとうりゅういち)》

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