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明かり消して、キャンドルナイト 友人や家族とあたたかな時/通信員リポート/ニュース教室 (2007/07/07)

キャンドルナイトの夜(よる)に琴似小学校(ことにしょうがっこう)に並(なら)べられたろうそくに火(ひ)をともす中川(なかがわ)さん(左(ひだり))と松田(まつだ)さん

切(き)り絵(え)などで子(こ)どもたちが手作(てづく)りし、商店街(しょうてんがい)に配(くば)られたキャンドルナイトのポスター

天体望遠鏡(てんたいぼうえんきょう)のあつかい方(かた)を教(おそ)わりながら宇宙(うちゅう)に思(おも)いをはせる琴似小(ことにしょう)の子(こ)どもたち

 部屋(へや)の明(あ)かりを暗(くら)くして、ろうそくの光(ひかり)をながめながら、かん境(きょう)問題(もんだい)や平和(へいわ)について考(かんが)える「キャンドルナイト」のイベントが、今年(ことし)も六月下(げ)じゅんの夏至(げし)の日(ひ)を中心(ちゅうしん)に道内各地(どうないかくち)で行(おこな)われました。授業(じゅぎょう)の中(なか)でこの活動(かつどう)に取(と)り組(く)んだ札幌(さっぽろ)・琴似小学校(ことにしょうがっこう)の様子(ようす)をしょうかいします。《文(ぶん)・大塚保(おおつかたもつ)、写真(しゃしん)・伊丹恒(いたみひさし)》

札幌・琴似小 身近なかん境問題考えた

 キャンドルナイトは、「でんきを消(け)して、スローな夜(よる)を」というキャッチフレーズとともに市民団体(しみんだんたい)などが全国的(ぜんこくてき)に参加(さんか)を呼(よ)びかけているものです。ろうそくの明(あ)かりの下(した)で子(こ)どもに絵本(えほん)を読(よ)んであげたり、家族(かぞく)との食事(しょくじ)を楽(たの)しんだりと、それぞれのスタイルでいつもとはちがったゆったりした時間(じかん)を過(す)ごしながら身近(みぢか)な問題(もんだい)について語(かた)ろうというわけです。

 六月二十二日の夏至(げし)の日(ひ)には、札幌(さっぽろ)でもふだんライトアップされている道庁(どうちょう)赤(あか)れんが庁舎(ちょうしゃ)や時計台(とけいだい)、テレビとうなどの明(あ)かりが落(お)とされました。このほか、釧路管内(くしろかんない)弟子屈町(てしががちょう)の屈斜路湖畔(くっしゃろこはん)では、広島(ひろしま)に投下(とうか)された原(げん)ばくの残(のこ)り火(び)として保存(ほぞん)されている「平和(へいわ)の火(ひ)」が福岡県(ふくおかけん)から市民(しみん)による列島(れっとう)リレーで届(とど)けられるなど、道内各地(どうないかくち)でさまざまなイベントが行(おこな)われました。

 札幌市(さっぽろし)西区(にしく)の琴似小学校(ことにしょうがっこう)(五百六十人(にん))は、昨年(さくねん)から授業(じゅぎょう)のなかでキャンドルナイトに取(と)り組(く)んでいます。二年目(め)の今年(ことし)は五年生(せい)が「みつろう」を使(つか)ったキャンドル作(づく)りにちょう戦(せん)し、六年生(せい)が手作(てづく)りのポスターやキャンドルを手(て)に地元(じもと)の商店街(しょうてんがい)を回(まわ)り、約(やく)九十のお店(みせ)に協力(きょうりょく)を呼(よ)びかけました。中川恵(なががわめぐみ)さん(11)は「ポスターを届(とど)けるときはきん張(ちょう)したけど、お店(みせ)の人はていねいに話(はなし)を聞(き)いてくれました。街(まち)を歩(ある)いていても店先(みせさき)にポスターが張(は)ってあるとうれしかった」とふり返(かえ)ります。一部(いちぶ)の飲食店(いんしょくてん)では当日(とうじつ)夜(よる)、室内(しつない)の照明(しょうめい)を暗(くら)くしてキャンドルをともしたそうです。

校庭で星座観察会も

 学校(がっこう)でも当日(とうじつ)、キャンドルが点灯(てんとう)され、ぬくもりを感(かん)じさせるろうそくの光(ひかり)が校舎(こうしゃ)をいろどりました。空(そら)はあいにくくもってしまいましたが、校庭(こうてい)では星座観察会(せいざかんさつかい)も行(おこな)われ、参加(さんか)した子(こ)どもたちは宇宙(うちゅう)の広(ひろ)がりに思(おも)いをはせました。札幌市青少年科学館(さっぽろしせいしょうねんかがくかん)の職員(しょくいん)から天体望遠鏡(てんたいぼうえんきょう)のあつかい方(かた)などを教(おそ)わり、「遠(とお)くの景色(けしき)がこんなに大(おお)きく見(み)えるんだ」とおどろきの声(こえ)を上(あ)げていました。

 それぞれの家庭(かてい)で家族(かぞく)とともにキャンドルを囲(かこ)んで夜(よる)を過(す)ごした子(こ)どもたちもたくさんいました。松田真奈佳(まつだまなか)さん(12)は「ふだん、家(いえ)の中(なか)は明(あか)るくて当(あ)たり前(まえ)だと思(おも)っていたけど、ろうそくの明(あ)かりだけだとずいぶんちがった感(かん)じがした。時々(ときどき)こうして自分(じぶん)の周(まわ)りのかん境(きょう)について考(かんが)えてみるのもいいなと思(おも)った」と話(はな)していました。

 ろうそくのほのおは、なぜか見(み)る人(ひと)の心(こころ)をおだやかにしてくれます。まもなく夏休(なつやす)み。あなたも自分(じぶん)だけの「キャンドルナイト」をやってみてはどうですか。ただし、大人(おとな)といっしょに、そして火(ひ)の用心(ようじん)だけは忘(わす)れないようにね。



<通信員リポート> 作物 元気に育って!

中村真彰(なかむらまさあき)《空知管内北竜町(そらちかんないほくりゅうちょう)・真竜小(しんりゅうしょう)5年》

 北竜町(ほくりゅうちょう)は農業(のうぎょう)が盛(さか)んで、真竜小(しんりゅうしょう)には農業体験(のうぎょうたいけん)の授業(じゅぎょう)があります。作物(さくもつ)を育(そだ)て、収(しゅう)かくし、生命(せいめい)の尊(とうと)さを学(まな)びます。

 5年生(せい)は今年(ことし)、ビートとトウモロコシを5月14日に植(う)え、5月28日には田植(たう)えをしました。田植(たう)えでは、3−5年生(せい)がはだしで田(た)んぼに入(はい)り、農家(のうか)の人(ひと)に手伝(てつだ)ってもらい、どろんこになりながら植(う)えました。

 田(た)んぼの中(なか)では、うまく歩(ある)くことができず、とても大変(たいへん)でした。ビートのなえを植(う)える時(とき)には、ぼくは小(ちい)さな声(こえ)で「元気(げんき)に育(そだ)ってね!」と言(い)いました。

 これからは水(みず)をあげたり、草取(くさと)りをしながら育(そだ)てます。秋(あき)になって、みんなで作物(さくもつ)を収(しゅう)かくし、食(た)べるのが楽(たの)しみです。



<ニュース教室> 南関東ガス田 東京の地下深くにも

 六月十九日、東京(とうきょう)・渋谷(しぶや)の温泉施設(おんせんしせつ)でガスばく発(はつ)が起(お)こり三人(にん)が死亡(しぼう)しました。大都会(だいとかい)と天然(てんねん)ガスの関係(かんけい)を意外(いがい)に思(おも)った人(ひと)も多(おお)かったようですが、千葉県(ちばけん)を中心(ちゅうしん)に東京(とうきょう)や茨城(いばらき)の地下(ちか)深(ふか)くには日本有数(にほんゆうすう)のガス田(でん)である「南関東(みなみかんとう)ガス田(でん)」が広(ひろ)がっています。

 東大(とうだい)のホームページなどによると、南関東(みなみかんとう)ガス田(でん)のガスの主(おも)な成分(せいぶん)はメタンガスです。この地域(ちいき)は約(やく)四十万年前(まえ)−三百万年前(まえ)は海(うみ)で、その海底(かいてい)に砂(すな)やどろが積(つ)もってできた地層(ちそう)です。メタンガスはこの地層(ちそう)の有機物(ゆうきぶつ)がくさって生(う)まれました。

 採(と)ることができる天然(てんねん)ガスは約(やく)三千二百億(おく)立方(りっぽう)メートルで、今(いま)の年間生産量(ねんかんせいさんりょう)だと約(やく)八百年もガスエネルギーとして利用(りよう)できる計算(けいさん)です。ただし、地下水(ちかすい)のくみ上(あ)げで地面(じめん)がしずむ問題(もんだい)が起(お)こります。

 このメタンガスは地層(ちそう)の深(ふか)いところでは、圧力(あつりょく)が加(くわ)わって地下水(ちかすい)にとけています。また、天然(てんねん)ガスをふくむ地層(ちそう)の上(うえ)にはガスや水(みず)を通(とお)しにくい粘土質(ねんどしつ)の地層(ちそう)があり、ふつうはガスはふき出(だ)しません。温泉(おんせん)や地下水(ちかすい)をほるとガスは地表(ちひょう)に出(で)てきます。そのガスの管理(かんり)をしっかりしないと、今回(こんかい)のようなばく発(はつ)事故(じこ)やガス火災(かさい)につながります。

 なお、北海道(ほっかいどう)の苫小牧市(とまこまいし)には「勇払(ゆうふつ)ガス田(でん)」があり、生産(せいさん)された天然(てんねん)ガスはパイプラインや貨物輸送(かもつゆそう)で道内各地(どうないかくち)に送(おく)られています。

《編集委員(へんしゅういいん)・小野初雄(おのはつお)》

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