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身近な自然 いろいろ発見 小学生観察記録コンクール/通信員リポート/ニュース教室 (2010/11/27)

 小学生(しょうがくせい)が身近(みぢか)な昆虫(こんちゅう)や植物(しょくぶつ)を観察(かんさつ)し、絵(え)や文章(ぶんしょう)にまとめる「第(だい)17回(かい)夏休(なつやす)み自然観察記録(しぜんかんさつきろく)コンクール」《北海道自然保護協会(ほっかいどうしぜんほごきょうかい)、北海道新聞野生生物基金(ほっかいどうしんぶんやせいせいぶつききん)など主(しゅ)さい》には、全道(ぜんどう)34校(こう)から101点(てん)の力作(りきさく)が寄(よ)せられ、20点(てん)が入賞(にゅうしょう)しました。このうち、金賞(きんしょう)、銀賞(ぎんしょう)を受賞(じゅしょう)した3人(にん)に作品(さくひん)づくりと自然観察(しぜんかんさつ)について聞(き)きました。

エンマコオロギを飼育(しいく)した様子(ようす)をしょうかいした葛西君(かさいくん)の作品(さくひん)
<金賞>

「ぼくのエンマコオロギ」 葛西良馬(かさいりょうま)君=道教大(どうきょうだい)付属釧路小(ふぞくくしろしょう)2年

鳴き声のちがい記す

 今春(こんしゅん)にエンマコオロギの幼虫(ようちゅう)を知人(ちじん)からもらって、6カ月にわたって飼育(しいく)した様子(ようす)を絵(え)を交(まじ)え、くわしくしょうかいしました。

 毎日(まいにち)、世話(せわ)をしながら何度(なんど)も熱心(ねっしん)に観察(かんさつ)し、「いろんな発見(はっけん)ができたので楽(たの)しかった」とふり返(かえ)りました。コオロギは1ぴきだけの時(とき)に「コロコロコロリー」と鳴(な)き、オス同士(どうし)がけんかする時(とき)には「キリキリキリ」と鳴(な)くことにも気付(きづ)き、そのちがいも記(しる)しました。

 自宅(じたく)ではコオロギのほか、ゲンゴロウやバッタなどの飼育(しいく)ケースがずらりとならんでいるそうです。葛西君(かさいくん)は「大(おお)きくなれば、生(い)き物(もの)を世話(せわ)できる仕事(しごと)をしたい」と夢(ゆめ)を話(はな)しています。

ジャム作(づく)りの様子(ようす)も記(しる)した中崎(なかざき)さんの作品(さくひん)
<銀賞>

「秘密の場所のキイチゴ」 中崎千尋(なかざきちひろ)さん=札幌市(さっぽろし)・北都小(ほくとしょう)5年

ジャム作りにも挑戦

 家(いえ)の近(ちか)くの空(あ)き地(ち)でキイチゴを見(み)つけ、「どんな実(み)なのかな? 食(た)べられるかな?」と興味(きょうみ)を持(も)ち、調(しら)べました。

 キイチゴは小(ちい)さなつぶのような実(み)からなり、いくつかの実(み)をピンセットで一つ一つ数(かぞ)えると、47〜60個(こ)もあったそうです。この実(み)をけんび鏡(きょう)で見(み)ると、毛(け)のようなものがたくさん生(は)えており、「ひげの生(は)えたおじさんにも見(み)える」とユニークな感想(かんそう)を記(しる)しています。最後(さいご)にジャム作(づく)りにも挑戦(ちょうせん)しました。中崎(なかざき)さんは「植物(しょくぶつ)のほかに、虫(むし)も好(す)き。今後(こんご)もいろんなものを観察(かんさつ)したい」と目(め)をかがかせました。

<銀賞>

「うちのかたつむり」 多田遥(ただはるか)さん=札幌市(さっぽろし)・大倉山小(おおくらやましょう)2年

大好(だいす)きなカタツムリを調(しら)べた多田(ただ)さんの作品(さくひん)
生態を分かりやすく

 自宅(じたく)でカタツムリを4ひき飼(か)っています。からの模様(もよう)や色(いろ)から見分(みわ)け、それぞれ「でんで」「カタッツ」「むり」「むりむり」と呼(よ)んでいます。古株(ふるかぶ)の「でんで」は飼育(しいく)してから1年半(はん)以上(いじょう)になるそうです。

 応(おう)ぼ作品では、カタツムリの目(め)を「指(ゆび)をそばまで近(ちか)づけても気(き)づかないので、あまり見(み)えていない」などと表現(ひょうげん)し、模造紙(もぞうし)に生態(せいたい)を分(わ)かりやすくしょうかいしました。目(め)にふれると引(ひ)っこめるしぐさが「かわいい」といい、「みんな長生(ながい)きしてほしい」と願(ねが)いを語(かた)りました。

感じたままを絵や文で 審査委員長の伊達さん

 審査委員長(しんさいいんちょう)で北海道自然保護協会理事(ほっかいどうしぜんほごきょうかいりじ)の伊達佐重(だてすけしげ)さん(78)=写真=に入賞作品(にゅうしょうさくひん)への感想(かんそう)を寄(よ)せてもらいました。


伊達佐重(だてすけしげ)さん
 金賞(きんしょう)の葛西良馬君(かさいりょうまくん)は、エンマコオロギを6カ月(げつ)飼(か)い続(つづ)け、細(こま)かいことも見(み)のがさないぞというやる気(き)が良(よ)い作品(さくひん)を生(う)みました。銀賞(ぎんしょう)の多田遥(ただはるか)さんは、カタツムリの写真(しゃしん)に的確(てきかく)な説明(せつめい)を加(くわ)えてまとめました。中崎千尋(なかざきちひろ)さんはキイチゴだけにこだわって調(しら)べ続(つづ)け、ジャム作(づく)りにも挑戦(ちょうせん)して成功(せいこう)しました。鉛筆画(えんぴつが)のスケッチも上手(じょうず)です。

 次(つぎ)は銅賞(どうしょう)です。高橋佳也君(たかはしよしやくん)《滝川市第一小(たきかわしだいいちしょう)4年》は、オニクワガタを細(こま)かい部分(ぶぶん)までえがききっている点(てん)が抜群(ばつぐん)です。奥田直君(おくだなおくん)《空知管内栗山町角田小(そらちかんないくりやまちょうかくたしょう)4年》は、オニヤンマのヤゴとヨシノボリを線画(せんが)に着色(ちゃくしょく)した手法(しゅほう)が新(しん)せんでした。三井結(みついゆい)さん《札幌市真駒内緑小(さっぽろしまこまないみどりしょう)5年》は、豊平川(とよひらがわ)の上流(じょうりゅう)から下流(かりゅう)まで丹念(たんねん)に歩(ある)いてまとめた労作(ろうさく)でした。吉田崚太郎君(よしだりょうたろうくん)《後志管内倶知安町西小(しりべしかんないくっちゃんちょうにししょう)1年》は、夜(よる)の森(もり)にうごめく虫(むし)たちの姿(すがた)を想像(そうぞう)してえがくという意表(いひょう)をついた点(てん)が評価(ひょうか)されました。

 西川大喜君(にしかわだいきくん)《札幌市大倉山小(さっぽろしおおくらやましょう)6年》は、チョウの標本作(ひょうほんづく)りを基本(きほん)通(どお)りのやり方(かた)でまとめて、きれいな仕上(しあ)がりでした。池田武蔵君(いけだむさしくん)《札幌市大倉山小(さっぽろしおおくらやましょう)3年》は、同一種(どういつしゅ)なのに産地(さんち)によって貝(かい)がらの形(かたち)がちがうらしいという点(てん)に目(め)を付(つ)けました。思(おも)いつきが良(よ)いです。

 このコンクールは目指(めざ)しているものがあります。身(み)の回(まわ)りの生(い)き物(もの)である動物(どうぶつ)や植物(しょくぶつ)の様子(ようす)をしっかり観察(かんさつ)し、見(み)たまま感(かん)じたままを絵(え)や文(ぶん)にしてみることです。ですから、インターネットや図(ず)かんだけの資料(しりょう)でまとめた作品(さくひん)は、ねらいからはずれてしまいます。実験中心(じっけんちゅうしん)の作品(さくひん)もそうです。このことに注意(ちゅうい)し、来年(らいねん)も挑戦(ちょうせん)してほしいと思(おも)います。



<通信員リポート> サタデー・テーリングに夢中

桐木雪充(きりきゆきみつ)《札幌市(さっぽろし)・盤渓小(ばんけいしょう)4年》

 ぼくが今(いま)はまっているのは、サタデー・テーリング(札幌市交通局(さっぽろしこうつうきょく)など主(しゅ)さい)です。地下鉄(ちかてつ)やバスに乗(の)り、時計台(とけいだい)やテレビとう、地下鉄駅(ちかてつえき)など30カ所(しょ)のチェックポイントを回(まわ)ります。

 地下鉄駅(ちかてつえき)構内(こうない)にはってあるポスターを見(み)たのがきっかけで、挑戦者(ちょうせんしゃ)にはプレゼントがあるのも楽(たの)しみです。4月からの前期(ぜんき)は、友達(ともだち)や両親(りょうしん)と30カ所(しょ)を回(まわ)り、全(ぜん)ポイントをせいはして、かばんやコップなどをもらいました。

 そして、10月からの後期(こうき)では、自分(じぶん)の力(ちから)で回(まわ)りたかったので、1人で計画(けいかく)を立(た)てて全(ぜん)ポイントせいはをやりとげました。とても楽(たの)しいので、みなさんもぜひ参加(さんか)してみませんか。



<ニュース教室> 格安航空 経費おさえ効率的に

 従来(じゅうらい)の航空会社(こうくうがいしゃ)に比(くら)べて運賃(うんちん)がはるかに安(やす)い格安航空会社(かくやすこうくうがいしゃ)《LCC(エルシーシー)》が日本(にっぽん)の空港(くうこう)にも続々(ぞくぞく)と乗(の)り入(い)れています。12月にはアジアで最大手(さいおおて)のマレーシアのLCC(エルシーシー)が入(はい)ってきます。海外旅行(かいがいりょこう)がさらに手軽(てがる)になりますね。

 マレーシアの「エアアジア」グループのクアラルンプール−東京(とうきょう)《羽田空港(はねだくうこう)》間(かん)の通常運賃(つうじょううんちん)は片道(かたみち)1万数(すう)千円(えん)からと設定(せってい)されています。同社(どうしゃ)は新千歳空港乗(しんちとせくうこうの)り入(い)れも検討(けんとう)しています。

 これまでより3〜7割(わり)も安(やす)い運賃(うんちん)はどうして可能(かのう)なのでしょう。各社(かくしゃ)が飛行機(ひこうき)の運航(うんこう)コスト、つまり経費(けいひ)を徹底的(てっていてき)におさえているからです。例(たと)えば到着(とうちゃく)から出発(しゅっぱつ)までの時間(じかん)を短(みじか)くして飛行機(ひこうき)を飛(と)ばせば、とても効率的(こうりつてき)です。

 予約(よやく)もインターネットで直接(ちょくせつ)受(う)け付(つ)けると窓口(まどぐち)に人(ひと)を置(お)く必要(ひつよう)はありません。乗務員(じょうむいん)は清(せい)そうをふくめ一人何役(なんやく)もこなします。機内食(きないしょく)や毛布(もうふ)を有料(ゆうりょう)にし、荷物(にもつ)は別料金(べつりょうきん)です。

 LCC(エルシーシー)は北米(ほくべい)やヨーロッパで始(はじ)まり、1990年代(だい)からアジアやオーストラリアの空(そら)でも急速(きゅうそく)にのびてきました。

 アジアのLCC(エルシーシー)は茨城空港(いばらきくうこう)のように着陸料(ちゃくりくりょう)が安(やす)く、発着(はっちゃく)わくにゆとりがある地方空港(ちほうくうこう)に注目(ちゅうもく)しています。

 若(わか)い人(ひと)の海外旅行(かいがいりょこう)ばなれがいわれています。手軽(てがる)な飛行機(ひこうき)でどんどん外(そと)の世界(せかい)を見(み)に行(い)ってください。

《編集委員(へんしゅういいん) 四ツ屋久夫(よつやひさお)》

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