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映画 釣りバカ日誌18 岡山ロケみてきたよ/通信員リポート/ニュース教室 (2007/06/09)

パーティーでのかんぱいのシーン。マイクなどを持(も)ったうら方(かた)さんが静(しず)かに見(み)まもります

雲(くも)の流(なが)れを見(み)るスタッフ。ちょっとつかれぎみの人も

 映画(えいが)は好(す)きかな? 真(ま)っくらな劇場(げきじょう)で、大(おお)きなスクリーンで見(み)る映像(えいぞう)ははく力(りょく)があるよね。作品(さくひん)は一本(ぽん)二時間(じかん)くらいだけど、さつえいは何(なん)カ月もかけて行(おこな)われるんだ。とくに外(そと)でさつえいする野外(やがい)ロケは、天(てん)こうに左右(さゆう)されるので一苦労(くろう)。五月に岡山県(おかやまけん)で行(おこな)われた「釣(つ)りバカ日誌(にっし)18」のロケ現場(げんば)を見(み)てきたよ。《市村信子(いちむらのぶこ)》

ハマちゃん、スーさん こんにちは

 「釣(つ)りバカ」シリーズは、仕事(しごと)にはあまり熱心(ねっしん)じゃないけど、釣(つ)りはとってもじょうずな「ハマちゃん」こと浜崎伝助(はまさきでんすけ)(西田敏行(にしだとしゆき)さん)が主人公(しゅじんこう)。ハマちゃんの会社(かいしゃ)の社長(しゃちょう)で、釣(つ)りではハマちゃんのでしの「スーさん」こと鈴木一之助(すずきいちのすけ)(三国連太郎(みくにれんたろう)さん)と全国(ぜんこく)各地(かくち)をおとずれ、なやんでいる人(ひと)をはげましたり、もつれた人間(にんげん)関係(かんけい)をときほぐしたりするんだ。もちろん、釣(つ)りを楽(たの)しむのも忘(わす)れないよ。

 今回(こんかい)のぶ台(たい)は、岡山県瀬戸内市牛窓町(おかやまけんせとうちしうしまどちょう)。岡山空港(おかやまくうこう)を出(で)て、キャベツ畑(ばたけ)やカボチャ畑(ばたけ)が見(み)える山道(やまみち)を車(くるま)で一時間(じかん)ほど走(はし)ると、美(うつく)しい海(うみ)がひらける。瀬戸内海(せとないかい)。香川県(かがわけん)出身(しゅっしん)の朝原雄三監督(あさはらゆうぞうかんとく)が「『日本(にっぽん)の地中海(ちちゅうかい)』ともよばれる瀬戸内海(せとないかい)の、明(あか)るい日(ひ)ざしをとりたい」と、岡山県(おかやまけん)を選(えら)んだんだ。

 青空(あおぞら)にぽつりぽつりと雲(くも)のうかぶ日曜日(にちようび)。この日(ひ)、さつえいしたのは、庭園(ていえん)で行(おこな)うけっこんひろうえん「ガーデンウエディングパーティー」のシーン。ハマちゃんが、スーさんや新郎新婦(しんろうしんぷ)の気持(きも)ちを思(おも)いやって、スピーチをする場面(ばめん)。ハマちゃんのあったかな人(ひと)がらがあらわれる、大事(だいじ)な見(み)せ場(ば)だ。

スタッフ70人、いそがしく

 森(もり)と海(うみ)にかこまれたホテルの庭(にわ)に、お皿(さら)やグラスを並(なら)べた丸(まる)テーブルがずらり。マイクをにぎる西田(にしだ)さんのまわりでは、カメラマンや照明係(しょうめいがかり)、進行係(しんこうがかり)など七十人(にん)近(ちか)いスタッフがいそがしそうに走(はし)り回(まわ)っているよ。

 「本番(ほんばん)いきまーす。よーい、ハイッ!」。合図(あいず)があると、西田(にしだ)さんがぱっと演技用(えんぎよう)の泣(な)きそうな顔(かお)になる。「もういい、もう何(なに)も言(い)わなくていい。スーさんの気持(きも)ちは、それでよっくわかった」。セリフのとちゅうで、スタッフから「カット!」の声(こえ)がかかりました。ちょうど雲(くも)がかかって、さつえい現場(げんば)にかげができたんだ。

 「一つの場面(ばめん)は、同(おな)じ光(ひかり)の強(つよ)さでとらないと不自然(ふしぜん)ですから」と広報(こうほう)の担当者(たんとうしゃ)。五分(ふん)ほど待(ま)って、さつえい再開(さいかい)。西田(にしだ)さんが立(た)ち上(あ)がり、セリフを言(い)おうとすると、また「カット!」。今度(こんど)はヘリコプターだ。「バラバラバラ…」という大(おお)きな音(おと)が入(はい)ってしまうので、通(とお)りすぎるのをみんなで待(ま)ったんだ。

 何度(なんど)か中断(ちゅうだん)やとり直(なお)しを重(かさ)ねて、ようやくかんとくから「OK(オーケー)」が出(で)た。でも西田(にしだ)さんは、泣(な)きそうな顔(かお)がしばらくもとにもどらないようすだったよ。

ワンシーン1日がかり 「カット!」をかさね7時間

 このあとスーさんの表情(ひょうじょう)や、招待客(しょうたいきゃく)のはくしゅのようすなどを一つ一つこまかくとり進(すす)めていって、日(ひ)がかげると、さつえいしゅうりょう。パーティーのシーンは実際(じっさい)に使(つか)われるのは五分(ふん)くらいだけど、さつえいは午前(ごぜん)十時(じ)から午後(ごご)五時半(じはん)ごろまで、休(きゅう)けいをはさんで七時間(じかん)近(ちか)くかかったよ。

 せっかく準備(じゅんび)をして「さぁ本番(ほんばん)」という時(とき)に、「カット!」の声(こえ)がかかると、うんざりしそうじゃない?でもスタッフはみんな、少(すこ)しもめげたり、ぐちを言(い)ったりはしないんだ。トラブルが起(お)きると、すぐにみんなで「どうするのが一番(ばん)いいか」を考(かんが)えて、てきぱきと行動(こうどう)する。「力(ちから)を合(あ)わせて、いい作品(さくひん)を作(つく)ろう」という情熱(じょうねつ)が伝(つた)わってきたよ。

 「釣(つ)りバカ日誌(にっし)18」は、九月に公開(こうかい)予定(よてい)。今回(こんかい)のロケシーンは、どのようにうつるんだろうね。



<通信員リポート> 役に立つボランティア

三崎栞(みさきしおり)《恵庭市(えにわし)・若草小(わかくさしょう)5年》

 わたしのお母(かあ)さんはボランティア活動(かつどう)をしており、いろいろな場所(ばしょ)に連(つ)れて行(い)ってもらっています。地域(ちいき)のふれあい福祉(ふくし)まつりや手話講習会(しゅわこうしゅうかい)などで、障(しょう)がいのある人(ひと)たちと会(あ)いました。みんなとても明(あか)るくて楽(たの)しそうです。

 夏休(なつやす)みの自由研究(じゆうけんきゅう)に、耳(みみ)の聞(き)こえないおじさんから「モザイクタイル」を教(おし)えてもらいました。言(い)っていることが通(つう)じなくて大変(たいへん)でしたが、簡単(かんたん)な手話(しゅわ)やジェスチャー、字(じ)に書(か)いたりして、すばらしいモザイクタイルを作(つく)ることができました。

 若草小(わかくさしょう)はリングプルを集(あつ)めています。みんなの「少(すこ)し」が集(あつ)まると、車(くるま)いすに交(こう)かんでき、多(おお)くの人(ひと)の役(やく)に立(た)つと思(おも)います。



<ニュース教室> 魚の保存技術を開発 新しい製品できるかも

 魚(さかな)の切(き)り身(み)を、無(む)きん状態(じょうたい)の空気(くうき)をふきつけながらビニールぶくろなどにふうじこめて長(なが)い間(あいだ)保存(ほぞん)する技術(ぎじゅつ)を、山口県下関市(やまぐちけんしものせきし)にある水産大学校(すいさんだいがっこう)の先生(せんせい)たちが開発(かいはつ)しました。ブリとフグで実験(じっけん)したところ、冷蔵庫(れいぞうこ)で二カ月間保存(かんほぞん)した後(あと)でも、さし身(み)で食(た)べることができたそうです。

 冷蔵庫(れいぞうこ)の外(そと)でも一カ月程度(ていど)なら品質(ひんしつ)は落(お)ちないということです。また保存(ほぞん)している間(あいだ)に、魚肉(ぎょにく)の中(なか)のうまみ成分(せいぶん)がまとまって、味(あじ)がよくなったともいいます。

 四年前(まえ)、宇宙飛行士(うちゅうひこうし)である古川聡(ふるかわさとし)さんを招(まね)いた交流会(こうりゅうかい)で出(で)た「フグのさし身(み)をスペースシャトルで食(た)べられませんか」という質問(しつもん)が研究(けんきゅう)を始(はじ)めるきっかけになったそうです。

 スペースシャトルでさし身(み)で食(た)べるためには、まだいくつか解決(かいけつ)しなければならない問題(もんだい)が残(のこ)されています。また、これまでの長(なが)い食生活(しょくせいかつ)から、日本人(にほんじん)には、こうして加工(かこう)された魚(さかな)をさし身(み)で食(た)べることについて、まったくていこうがないとも言(い)いきれません。

 でも、この技術(ぎじゅつ)を生(い)かして、魚(さかな)を使(つか)った新(あたら)しい製品(せいひん)ができたり、これまでにない流通(りゅうつう)の仕方(しかた)が生(う)まれる可能性(かのうせい)はあります。ていこう感(かん)がうすれ、なじんでいくかもしれません。マグロやエビなどにも応用(おうよう)できるということですから、北海道(ほっかいどう)でとれるさまざまなお魚(さかな)にも使(つか)えるかもしれません。

《編集委員(へんしゅういいん)・成谷利彰(なりやとしあき)》

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