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高さ634メートル 電波塔では世界一 東京スカイツリー 建築の工夫いろいろ/通信員リポート/ニュース教室 (2010/11/06)

青空(あおぞら)に向(む)けてのび続(つづ)けるスカイツリー。来年春(らいねんはる)に、てっぺんが634メートルに達(たっ)します

 「東京(とうきょう)スカイツリー」を知(し)っているかな。来年(らいねん)12月、東京(とうきょう)・墨田区(すみだく)に完成(かんせい)し、2012年春(はる)に開業(かいぎょう)する高(たか)さ634メートルのタワーです。テレビ放送(ほうそう)などの電波(でんぱ)を送(おく)るための塔(とう)としては、世界一(せかいいち)の高(たか)さ。どんな塔(とう)なのか、どうやって造(つく)るのかしょうかいします。《文(ぶん)・桑折(こおり)しのぶ、写真(しゃしん)・玉田順一(たまだじゅんいち)》

「心柱」が重りに/上は円形、下は三角形

 スカイツリーの高(たか)さは、さっぽろテレビ塔(とう)(147メートル)の4倍(ばい)以上(いじょう)。藻岩山(もいわやま)(札幌市(さっぽろし)、531メートル)より約(やく)100メートルも高(たか)くなります。

 あまり高(たか)いと、地(じ)しんで倒(たお)れないのでしょうか。塔(とう)を建(た)てる会社(かいしゃ)、東武(とうぶ)タワースカイツリー《東京(とうきょう)》の藤沢彬誠(ふじさわあきのぶ)さんは「五重塔(ごじゅうのとう)を参考(さんこう)にして、工夫(くふう)しています」と説明(せつめい)しました。

 日本(にっぽん)の伝統建築(でんとうけんちく)・五重塔(ごじゅうのとう)は、中央(ちゅうおう)に「心柱(しんばしら)」という柱(はしら)があり、地(じ)しんで建物(たてもの)がゆれても、心柱(しんばしら)が重(おも)りになってたおれないといわれます。

 スカイツリーも、真(ま)ん中(なか)に鉄筋(てっきん)コンクリート造(づく)りの円筒(えんとう)を地上(ちじょう)375メートルの高(たか)さまで立(た)てて、心(しん)柱(ばしら)の役目(やくめ)を果(は)たすようにします。

 形(かたち)も工夫(くふう)しています。スカイツリーを輪切(わぎ)りにすると、断面図(だんめんず)は下(した)が正三角形(せいさんかくけい)で、上(うえ)が円形(えんけい)になります。鉄道(てつどう)の線路(せんろ)と川(かわ)にはさまれた土地(とち)に立(た)っているため、地面(じめん)に接(せっ)する部分(ぶぶん)を三角形(さんかくけい)にすることで「カメラの三脚(さんきゃく)のように、限(かぎ)られた場所(ばしょ)でも安定(あんてい)するのです」と藤沢(ふじさわ)さん。一方(いっぽう)、高(たか)い所(ところ)は風(かぜ)のえいきょうを受(う)けやすいため、「円形(えんけい)にすると風(かぜ)を受(う)け流(なが)せる」といいます。

 スカイツリーは現在(げんざい)、497メートル。建設現場(けんせつげんば)では、一日(いちにち)約(やく)500人(にん)の作業員(さぎょういん)が働(はたら)いています。タワー内部(ないぶ)では、「ゲイン塔(とう)」と呼(よ)ばれる頂上(ちょうじょう)のアンテナ用(よう)の鉄塔(てっとう)を組(く)み立(た)てています。

 来年春(らいねんはる)までには、この鉄塔(てっとう)がジャッキでつり上(あ)げられ、まるで巨大(きょだい)なシャープペンシルからしんが出(で)てくるように、ニョキニョキとのびてきます。

 完成(かんせい)すれば、地上(ちじょう)450メートルと350メートルのガラス張(ば)り展望台(てんぼうだい)から、関東地方(かんとうちほう)のほぼすべてがながめられます。約(やく)50秒(びょう)で地上(ちじょう)350メートルに達(たっ)する、国内最速(こくないさいそく)の40人(にん)乗(の)りエレベーターも設(もう)けられます。最新技術(さいしんぎじゅつ)と、日本(にっぽん)の伝統建築(でんとうけんちく)の知(ち)えが結(むす)びついて、タワーができ上(あ)がります。

 建設会社(けんせつがいしゃ)・大林組(おおばやしぐみ)の新(しん)タワー建設工事事務所(けんせつこうじじむしょ)の田渕成明作業所長(たぶちしげあきさぎょうしょちょう)は「工事(こうじ)はいよいよクライマックス。引(ひ)き続(つづ)き安全作業(あんぜんさぎょう)と品質確保(ひんしつかくほ)に全力(ぜんりょく)をつくし、一丸(いちがん)となって工事(こうじ)を進(すす)めていきます」と意気込(いきご)みを語(かた)りました。



<通信員リポート> みんなで素晴らしい劇に

松浦萌子(まつうらもえこ)《小樽市(おたるし)・若竹小(わかたけしょう)6年》

 私(わたし)の小学校(しょうがっこう)では最近(さいきん)、学習発表会(がくしゅうはっぴょうかい)がありました。1年生(せい)から6年生(せい)までの発表(はっぴょう)は、どれも大変(たいへん)いいものに仕上(しあ)がりました。

 私(わたし)のクラスでは、劇(げき)「タピオカ・ツンドラ」を演(えん)じました。この劇(げき)は、いつも好成績(こうせいせき)の女子(じょし)と、どうしても成績(せいせき)では女子(じょし)に勝(か)てない男子(だんし)がはり合(あ)います。そして、男子(だんし)がもっとも得意(とくい)な社会(しゃかい)で勝負(しょうぶ)する話(はなし)です。私(わたし)は、女子(じょし)を演(えん)じました。

 みんなでよい劇(げき)にしようと、休(やす)み時間(じかん)や放課後(ほうかご)も使(つか)い、頑張(がんば)って練習(れんしゅう)しました。本番(ほんばん)でも、みんなで協力(きょうりょく)し、とても素晴(すば)らしい劇(げき)になりました。協力(きょうりょく)することの大切(たいせつ)さを学(まな)びました。あと半年間(はんとしかん)も、みんなで協力(きょうりょく)し、卒業(そつぎょう)の日(ひ)をむかえたいです。



<ニュース教室> 空の交通整理 管制官が飛行機に指示

 みんなは「航空管制官(こうくうかんせいかん)」という仕事(しごと)を知っているかな? 飛行機(ひこうき)が安全(あんぜん)に飛(と)べるよう、地上(ちじょう)からパイロットに無線(むせん)で指示(しじ)を出(だ)して、飛(と)ぶルートや高度(こうど)、空港(くうこう)への着陸(ちゃくりく)などを誘導(ゆうどう)する仕事(しごと)だ。わかりやすく言(い)えば、「空(そら)の交通整理(こうつうせいり)」をしている人(ひと)たちだよ。

 航空管制官(こうくうかんせいかん)は飛行場内(ひこうじょうない)の管制塔(かんせいとう)などにいて、レーダーの画面(がめん)で飛(と)んでいる飛行機(ひこうき)の位置(いち)や動(うご)き、高度(こうど)を注意(ちゅうい)して見(み)ている。東京(とうきょう)の羽田空港(はねだくうこう)や北海道(ほっかいどう)の新千歳空港(しんちとせくうこう)のようにたくさんの旅客機(りょきゃくき)が利用(りよう)する空港(くうこう)の場合(ばあい)、滑走路(かっそうろ)に入(はい)る順番(じゅんばん)などについても適切(てきせつ)な指示(しじ)がないと飛行機同士(ひこうきどうし)がぶつかる可能性(かのうせい)があるから、管制官(かんせいかん)は気(き)がぬけないんだ。

 先月(せんげつ)26日には、名古屋(なごや)から旭川空港(あさひかわくうこう)に向(む)かっていた旅客機(りょきゃくき)が、旭川(あさひかわ)の近(ちか)くであぶなく山(やま)にしょうとつしそうになった。この飛行機(ひこうき)を誘導(ゆうどう)していた札幌(さっぽろ)の管制官(かんせいかん)が、旭川(あさひかわ)のそばに高(たか)い山々(やまやま)があることをうっかり忘(わす)れて、高度(こうど)を下(さ)げるように指示(しじ)してしまったからだ。

 幸(さいわ)い、飛行機(ひこうき)が何(なに)かにぶつかりそうになった時(とき)に自動的(じどうてき)に危険(きけん)を知(し)らせる装置(そうち)が作動(さどう)したので、パイロットが急(いそ)いで高度(こうど)を上(あ)げて、山(やま)をよけることができた。飛行機(ひこうき)は急(きゅう)に止(と)まったり方向(ほうこう)を変(か)えられないから、管制官(かんせいかん)の指示(しじ)にミスがあると、大(おお)きな事故(じこ)につながりかねないんだ。本当(ほんとう)に責任(せきにん)が重(おも)い、大事(だいじ)な仕事(しごと)だね。

《編集委員(へんしゅういいん) 森川潔(もりかわきよし)》

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