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道新小学生新聞フムフム

石器・縄文時代にタイムスリップ!!/通信員リポート/ニュース教室 (2007/05/01)

大昔(おおむかし)の人(ひと)たちのくらしを説明(せつめい)する右代(うしろ)さん。マンモスもいました

本物(ほんもの)の土器(どき)にさわってみる小学生(しょうがくせい)たち。約(やく)5千年前(まえ)に使(つか)われたんだって

2本(ほん)の棒(ぼう)とひもを使(つか)った火(ひ)おこし。コツと体力(たいりょく)が必要(ひつよう)です

弓(ゆみ)を引(ひ)きしぼり、矢(や)のねらいを定(さだ)めます。けっこう難(むずか)しい!

 石器時代(せっきじだい)や縄文時代(じょうもんじだい)って、聞(き)いたことあるよね? どちらも数千年以上(すうせんねんいじょう)も前(まえ)の大昔(おおむかし)です。札幌市厚別区(さっぽろしあつべつく)の北海道開拓記念館(ほっかいどうかいたくきねんかん)で、大昔(おおむかし)の火(ひ)おこしや、しゅりょうを体験(たいけん)する「たのしい考古学(こうこがく)」が開(ひら)かれ、小学生(しょうがくせい)18人(にん)がちょうせんしました。《町田誠(まちだまこと)》

けむくて難しい火おこし/昔の人の大変さ知る

 道内(どうない)の旧石器時代(きゅうせっきじだい)は約(やく)二万年前(まえ)−約(やく)八千年前(まえ)、縄文時代(じょうもんじだい)は約(やく)八千年前(まえ)−約(やく)二千年前(まえ)とされています。

 同記念館(どうきねんかん)は毎年(まいとし)、北海道(ほっかいどう)の自然(しぜん)や歴史(れきし)を体験(たいけん)しながら学(まな)べる小学生向(しょうがくせいむ)けの「土曜(どよう)こども講座(こうざ)」を行(おこな)っていて、「考古学(こうこがく)」は本年度(ほんねんど)の一回目(かいめ)。同記念館(どうきねんかん)の学芸員(がくげいいん)の右代啓視(うしろひろし)さんと鈴木◆也(すずきたくや)さんが先生役(せんせいやく)です。右代(うしろ)さんは「道内(どうない)には約(やく)二万年前(まえ)から人(ひと)が住(す)んでいたんだよ」とあいさつ。展示室(てんじしつ)で土器(どき)や石器(せっき)を見学(けんがく)しました。

 石器時代(せっきじだい)の食事(しょくじ)は焼(や)き肉(にく)が中心(ちゅうしん)でしたが、土器(どき)を発明(はつめい)した後(あと)は肉(にく)や野菜(やさい)を入(い)れてにこむ、なべ料理(りょうり)も食(た)べたんだって。土器(どき)の下(した)の方(ほう)が赤(あか)い色(いろ)なのは火(ひ)が当(あ)たっていたからで、上(うえ)の方(ほう)が黒(くろ)いのはすすがついたからだそうです。

 講堂(こうどう)という部屋(へや)で本物(ほんもの)の土器(どき)や石器(せっき)にさわってみました。来館者(らいかんしゃ)が本物(ほんもの)にさわれるチャンスはほとんどなく、今回(こんかい)は特別(とくべつ)です。五千年前(まえ)の土器(どき)は表面(ひょうめん)がザラザラ、デコボコしています。土器(どき)を焼(や)く前(まえ)に、表面(ひょうめん)になわをグルグルと転(ころ)がし、模様(もよう)をつけたからです。「しばらく手(て)を洗(あら)いたくない!」と喜(よろこ)んでいた子(こ)もいたよ。

 石器(せっき)は、黒(くろ)い色(いろ)をした黒曜石(こくようせき)や「けつがん」で、木(き)の実(み)や草(くさ)をすりつぶすときに使(つか)った台(だい)のような石(いし)や、おののような道具(どうぐ)もありました。

 続(つづ)いて小学生(しょうがくせい)たちは四つの班(はん)に分(わ)かれ、火(ひ)おこしに取(と)り組(く)みました。縦(たて)と横(よこ)の二本(ほん)の棒(ぼう)と、ひもを使(つか)います。ひもがついた横(よこ)の棒(ぼう)を上下(じょうげ)に動(うご)かすと、縦(たて)の棒(ぼう)にひもが巻(ま)きついたりはなれたりして回転(かいてん)します。縦(たて)の棒(ぼう)の下(した)に板(いた)を置(お)き、回転(かいてん)のまさつで熱(ねつ)を出(だ)して、火(ひ)だねをつくるのです。

 横棒(よこぼう)をまっすぐ動(うご)かさないと、ひもが縦棒(たてぼう)に巻(ま)きつきません。何度(なんど)もくり返(かえ)さないと、けむりは出(で)ても火(ひ)だねにならず、集中力(しゅうちゅうりょく)と体力(たいりょく)が必要(ひつよう)なんだよ。火(ひ)だねができたら別(べつ)のさらに移(うつ)し、火(ひ)が大(おお)きくなるよう発火材(はっかざい)をかぶせ、ほどよく息(いき)をふきこみます。火(ひ)が燃(も)えるには酸素(さんそ)が必要(ひつよう)だからだね。いくつかの班(はん)は、先生(せんせい)の協力(きょうりょく)もあり見事(みごと)に火(ひ)おこしに成功(せいこう)しました。でも、とてもけむたかった!

 最後(さいご)はしゅりょう体験(たいけん)です。木(き)でつくった弓矢(ゆみや)で、動物(どうぶつ)の絵(え)をかいた七つの的(まと)をねらいます。昔(むかし)は弓(ゆみ)のつるに動物(どうぶつ)の「けん」を使(つか)ったそうです。小学(しょうがく)六年生(せい)と五年生以下(せいいか)の二班(はん)に分(わ)かれ、六年生(せい)は約(やく)六メートル、五年生以下(せいいか)は約(やく)五メートルの位置(いち)から的(まと)をねらいました。左(ひだり)うでを前(まえ)にのばして弓(ゆみ)をもち、右手(みぎて)で矢(や)をつまんでげんをググッと引(ひ)っ張(ぱ)ります。かなりの力(ちから)がいるし、つるもつまんでしまうと、うまく発射(はっしゃ)できません。最初(さいしょ)は矢(や)がちゃんと飛(と)びませんでしたが、そのうちに慣(な)れて、何度(なんど)も的(まと)に命中(めいちゅう)させた六年生(せい)も。大昔(おおむかし)の子(こ)どもは、遊(あそ)びながら弓矢(ゆみや)を練習(れんしゅう)したそうです。

 体験(たいけん)を終(お)えた札幌市(さっぽろし)・厚別東小(あつべつひがししょう)三年の小林海(こばやしうみ)さんは「矢(や)を引(ひ)っぱるのが難(むずか)しかった」、ふたごのきょうだいで同小(どうしょう)三年の空君(そらくん)は「火(ひ)おこしで、うでが痛(いた)くなった」そうですが、二人とも「楽(たの)しかった」と口(くち)をそろえました。同市(どうし)・桑園小(そうえんしょう)六年の渡辺紗耶(わたなべさや)さんは「火(ひ)だねを燃(も)やすために息(いき)を何度(なんど)もふいたけど、けむくて難(むずか)しかった。昔(むかし)の人(ひと)は火(ひ)をつくるのに、大変(たいへん)な思(おも)いをしていたんですね」と想像(そうぞう)していました。

 同記念館(どうきねんかん)では六月二十日−八月十九日に、今回(こんかい)と同(おな)じように縄文時代(じょうもんじだい)のくらしを体験(たいけん)できます。六月十日と同月二十四日には、縄文式土器(じょうもんしきどき)を作(つく)る行事(ぎょうじ)もあるよ。同記念館(どうきねんかん)は(電)011・898・0456。

(注)◆は右側に「ヽ」のある「啄」



<通信員リポート> コンサドーレも応援

赤川冬果(あかがわふゆか)《札幌市(さっぽろし)・あいの里(さと)東(ひがし)小(しょう)5年》

 わたしは先日(せんじつ)、コンサドーレ札幌(さっぽろ)の試合(しあい)を見(み)に札幌(さっぽろ)ドームに行(い)きました。野球(やきゅう)は何度(なんど)も行(い)っていますが、サッカーは初(はじ)めてです。北海道日本(ほっかいどうにっぽん)ハムファイターズの試合(しあい)だとドームの中(なか)は全体(ぜんたい)が白(しろ)っぽいですが、コンサドーレは赤(あか)と黒(くろ)の2色(しょく)でした。

 野球(やきゅう)とは、ふん囲気(いき)が少(すこ)しちがいました。サッカーの応(おう)えんははげしくて、試合中(しあいちゅう)ずっとジャンプしたり歌(うた)ったりしていて、ついていけませんでした。たくさん旗(はた)があって、ピンチの時(とき)には集(あつ)まったりしていたのが、おもしろかったです。

 その試合(しあい)はコンサドーレが勝(か)ち、首位(しゅい)になりました。これからもファイターズとコンサドーレを応(おう)えんしたいです。



<ニュース教室> ラニーニャ 暑さまねく異常海水温

 世界(せかい)で異常気象(いじょうきしょう)が話題(わだい)になっていますが、「ラニーニャ」という言葉(ことば)を聞(き)いたことはありますか。

 日本(にっぽん)と地球(ちきゅう)の反対側(はんたいがわ)の南(みなみ)アメリカにペルーという国(くに)があります。その太平洋沖(たいへいようおき)の赤道付近(せきどうふきん)の海水(かいすい)の表面(ひょうめん)の温度(おんど)が低(ひく)くなることをいいます。貿易風(ぼうえきふう)と呼(よ)ばれる東風(ひがしかぜ)が何(なん)らかの原因(げんいん)で強(つよ)まり、温(あたた)かい海水(かいすい)が西(にし)に寄(よ)せられて、東側(ひがしがわ)の沖(おき)で海水温(かいすいおん)が下(さ)がるのです。世界各地(せかいかくち)に異常気象(いじょうきしょう)をもたらし、日本(にっぽん)では、夏(なつ)は気温(きおん)が高(たか)めになるとなるとされます。

 これと反対(はんたい)なのが「エルニーニョ」。赤道付近(せきどうふきん)の海水温(かいすいおん)が高(たか)くなることで、日本(にっぽん)で冷夏(れいか)になるといわれます。スペイン語(ご)でともに神(かみ)の子(こ)の意味(いみ)で、ラニーニャは「女(おんな)の子(こ)」。エルニーニョは「男(おとこ)の子(こ)」です。

 エルニーニョが発生(はっせい)すると、北海道(ほっかいどう)では、冷夏(れいか)で稲(いね)の作柄(さくがら)が心配(しんぱい)されるほか、本州(ほんしゅう)の天気(てんき)によって、お米(こめ)や野菜(やさい)の値段(ねだん)にも影響(えいきょう)が考(かんが)えられます。夏(なつ)が寒(さむ)かったり、冬(ふゆ)が暖(あたた)かいと、季節(きせつ)の衣類(いるい)や飲(の)み物(もの)があまり売(う)れないことになります。

 気象庁(きしょうちょう)は先(さき)に、この夏(なつ)は「ラニーニャ」に向(む)かうと考(かんが)えられると発表(はっぴょう)しました。

 ふつう北海道(ほっかいどう)ではラニーニャのあった夏(なつ)に凶作(きょうさく)になったことが少(すく)ないといわれています。お天気(てんき)はみんなの暮(く)らしにいろいろかかわってきます。この機会(きかい)に、「ラニーニャ」と「エルニーニョ」という言葉(ことば)を覚(おぼ)えておきましょう。

《編集委員 本村龍生(ほんむらたつお)》

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