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暮らしに役立つ気象情報(じょうほう)を UHBキャスター・菅井貴子さん/通信員だより (2014/07/26)

カメラの前に立つ菅井さん。「街なかで視聴者から声をかけられると、はげみになりますね」という

 みんなの暮(く)らしに欠かせない気象情報(じょうほう)を、テレビを通じて分かりやすく伝えてくれるのが、気象(お天気)キャスターです。北海道文化放送(UHB)平日夕方の番組「スーパーニュースU」などでおなじみの菅井貴子(すがいたかこ)さんに、どんな準備(じゅんび)をしてカメラの前に立っているのか、教えてもらいました。《文・編集委員(へんしゅういいん) 花田司(はなだつかさ)、写真・玉田順一(たまだじゅんいち)》

放送直前まで入念準備(じゅんび)

 菅井さんの担当(たんとう)はスーパーニュースと、その直前の「U型ライブ」のお天気コーナーです。札幌(さっぽろ)の時計台をバックに、北海道新聞社前から生中継(ちゅうけい)で伝えています。登場は午後4〜6時台の4回。その日その時の天気のポイントや気象の話題をしょうかいし、全道各地のあすと週間の天気予報(よほう)を伝えています。

 出社は午前10時。まずは天気の大まかな状況(じょうきょう)を頭に置き、放送で取り上げる話題を四つ決めていきます。菅井さんには、たのもしい仲間がいます。会社の中にいる数人の気象予報(よほう)士らでつくる「気象班(はん)」です。画面には出ませんが、みんなで知恵(ちえ)を出し合います。

 内容(ないよう)が決まったら中継(ちゅうけい)で使うフリップ(字や図を書いた板)の下絵を自分で考え、放送に間に合うように制作(せいさく)部門に書いてもらいます。映像(えいぞう)は必要に応(おう)じて集めてもらうように手配し、放送で読む原稿(げんこう)も自ら取材し書き進めます。

 記録的な長雨が続いた6月のある日、「タンスの衣類を守るため、除湿剤(じょしつざい)や防虫剤(ぼうちゅうざい)をどこに置けばよいか」を話題にしました。湿気(しっけ)の性質(せいしつ)を説明しながら、フリップとめくりシールを使って、テレビの前の視聴者(しちょうしゃ)と正解(せいかい)を考える工夫をしました。長雨に気をもむ人たちの気持ちをつかんだことでしょう。

 午後2時を過(す)ぎると、気象台や気象情報(じょうほう)会社から最新データが届(とど)きます。いよいよ天気予報(よほう)を考えます。

 みなさんもテレビや新聞で天気図を見たことがあるでしょう。地上近くだけではなく、上空5千メートルの天気図、雨雲レーダーなど20種類以上もの資料(しりょう)とにらめっこし、気象の流れを読み解(と)き、最後に道内各地の予報(よほう)を立てます。より正確(せいかく)にするため、会社の仲間の意見を聞き、気象台へも電話で取材していました。

 さて、天気の予報(よほう)マークが「晴れ」で予想気温は20度だとします。みんななら、視聴者(しちょうしゃ)にどう伝えますか? 菅井さんは「暮(く)らしに役立つよう、分かりやすく伝えること」を大切にしています。晴れでも快晴(かいせい)なのか、弱い日差しなのか。気温は今に比(くら)べて寒く感じそうか、暑く感じそうか。深くほり下げ、なるほどと共感してもらえる話し方を心がけていました。一方で、菅井さんはこうも語ります。「北海道に来てこの仕事を始めた時、先輩(せんぱい)に『予報(よほう)が外れるのは仕方がない。でも、もし気象災害(さいがい)で道内の人が亡(な)くなったら、自分のせいだと思いなさい』と言われました」

 気象キャスターの一番の仕事は災害(さいがい)から人々の命を守ること。そう胸(むね)にしっかり刻(きざ)んでいるのです。出番は1回数分間ですが、舞台裏(ぶたいうら)では入念な準備(じゅんび)が直前まで行われ、伝え手の思いがみなぎっていました。



菅井さんから 予報士(よほうし)、目指して

 以前は数学の教育番組に出演(しゅつえん)していました。子どもたちに数学の楽しさを伝えたくて、いろいろ工夫したり、原稿(げんこう)書きも校正も自分でしていました。天気の番組にもその経験(けいけん)を生かしたいと思い、気象キャスターを目指しました。

 最年少予報士(よほうし)は小学6年生です。だれでも試験を受けられます。北海道の天気は世界一! 春は、いろいろな種類のサクラがさき、夏は沖縄(おきなわ)より暑くなります。冬は雪も降(ふ)り、流氷もやってきます。そんな北海道から、気象予報士(よほうし)や気象キャスターがたくさん生まれてほしいです。

<略歴(りゃくれき)>
 すがい・たかこ 横浜(よこはま)市生まれ。明治大(めいじだい)理工学部数学科卒。2000年気象予報士資格(よほうししかく)取得。05年からNHK「おはよう北海道」などに出演(しゅつえん)。UHBは11年から。



<通信員だより>とっくんして勝ったよ

須藤(すどう)もも《帯広(おびひろ)市・啓西(けいせい)小4年》

 6月に運動会がありました。私(わたし)が1番楽しみだった種目は「啓西(けいせい)ハリケーン」です。2人で長いぼうを持ちながら走り、三つのコーンを回って次の人にぼうをわたす競技(きょうぎ)です。

 私(わたし)のクラスは、練習でどの種目も負けてばかりで、勝ったことが1度もありませんでした。そこで、先生がひみつのとっくんをしてくれました。練習をしていくうちに、だんだん勝つ自信がついてきました。

 いよいよ、本番の日。なんと、とっくんのおかげで1周のさをつけて初めて勝ちました。みんな、ものすごくよろこびました。私(わたし)もとてもうれしかったです。

 先生は、あきらめてはいけないことを教えてくれました。これからも、何事もあきらめないでがんばりたいです。

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