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サンピアザ水族館、まるで海のよう 回遊水槽改装、南の魚20種1500匹 札幌・厚別区/通信員だより/ニュースなるほど! (2013/04/27)

館長の大滝さん(左から2人目)の解説(かいせつ)を聞きながら、回遊水槽をゆうゆうと泳ぐウツボをながめる通信員

回遊水槽の上からえさをあげる2人。たちまち魚たちが集まってきます

通信員の手に群がるガラ・ルファ。口には歯がないので痛(いた)くはありません

「肉球があるよ」とおどろきながら、コツメカワウソの手にふれる通信員

 みなさんは水族館は好きですか? さまざまな色や形の魚たちや、泳ぎの上手な動物たち。豊(ゆた)かな生き物の世界におどろかされます。札幌(さっぽろ)市厚別(あつべつ)区の「サンピアザ水族館」は先月、回遊水槽(すいそう)を改装(かいそう)し、魚の種類と数を大幅(おおはば)に増(ふ)やしました。フムフム通信員の2人が取材に訪(おとず)れ、水族館の裏側(うらがわ)を案内してもらったり、魚のえさやりや、生き物とのふれあいを体験してきました。《文・西村章(にしむらあきら)、写真・村本典之(むらもとのりゆき)》

えさやり体験/カワウソと“握手”

 参加したのはフムフム通信員の坂井飛翼(さかいつばさ)君=札幌市・厚別通(あつべつどおり)小6年=と、村上暖乃香(むらかみののか)さん=札幌市・二条(にじょう)小5年=。館長の大滝文生(おおたきふみお)さん(55)が案内してくれました。

 まず向かったのは回遊水槽。幅15メートル、奥行(おくゆ)き最大6メートル、深さ2メートルと館内一大きな水槽で、「黒潮(くろしお)」という暖かい潮の流れに住む沖縄(おきなわ)から高知(こうち)までの魚たちが泳いでいます。

 改装前は大きな魚を中心に5種44匹(ひき)でしたが、改装後は大小合わせて20種1500匹に増えました。水槽内にはプラスチックで作った岩や、サンゴ砂(すな)をしきつめて海の中を再現(さいげん)。発光ダイオード(LED)で青く照らしてより奥行きのあるように見せる工夫もしています。

 水槽の前に立つとまるで海の中にいるようです。目前でウツボがヘビのように細長い体をくねらせたかと思えば、エイが体をひらひらと波打たせて移動(いどう)していきます。たくさん泳ぐ小さな魚は、900匹もいるタカサゴです。体長1メートル30センチと、この中で最大のニセゴイシウツボを見た村上さんは「すごく長くて大きいなぁ」と興味津々(きょうみしんしん)です。

 「どんなえさをあげているのですか」と坂井君。大滝さんは「むきエビやオキアミ、魚のイカナゴなどです。では、えさをやってみましょう」と、ふだんは入れない回遊水槽の裏側に案内してくれました。階段(かいだん)を上って、水槽の上にわたされた板の足場へ。ここからえさをあたえます。

 2人が足元の水の中へえさをまくと、魚たちがいっせいに集合。すごい勢(いきお)いで食べる様子に2人はびっくりです。どの魚も食べられるようにえさをまく場所を変えたり、えさの大きさを変えたりと工夫しているそうです。

 その後、2人は西アジア原産の小魚ガラ・ルファのもとへ。手が入れられる特別な水槽に村上さんが手を差し入れると、すぐに魚が群(むら)がってきました。「指の間にも入ってくる。じんじんする感じ」とくすぐったそう。この魚はドクターフィッシュとも呼(よ)ばれ、古くなった皮膚(ひふ)の角質(かくしつ)を食べてくれるのです。

 次は東南アジアなどに生息するコツメカワウソの水槽です。ここでは小さなつつを通して、カワウソと“握手(あくしゅ)”できます。「ちゃんと指があって、予想より人間の手に近い」と楽しそうな坂井君。大滝さんによると、カワウソが穴に手を入れてえさを探(さが)す習性(しゅうせい)を利用しているそうです。

 このほか、800ボルト以上もの強い電気を放つデンキウナギにおどろいたり、かわいらしいゴマフアザラシや、川や湖の魚を観察したりと、2人は水に暮(く)らす生き物について楽しく学びました。

 サンピアザ水族館は札幌市厚別区厚別中央2の5。年中無休で午前10時〜午後6時半(9月末まで)。入館料は大人900円、子ども400円。



<通信員だより>論語を学び生活に生かす

池田真帆(いけだまほ)《千歳(ちとせ)市・千歳小4年》

 みなさんは論語(ろんご)を知っていますか? 2500年ほど前の中国の思想家・孔子(こうし)が話したことをまとめた本です。私は月1回、「こども論語塾(じゅく)」で内容を教わっています。

 論語には、生きていく上で大切なことがらが書いてあります。その魅力(みりょく)はおく深く、理解(りかい)するのはとてもむずかしいのですが、学ぶうちに論語のすばらしさを自分の生活に取り入れたいと思いました。

 論語の中に「吾(われ)嘗(かつ)て終日(しゅうじつ)食(く)わず、終夜(しゅうや)寝(い)ねず、以(も)って思(おも)う。<益(えき)無(な)し。学(まな)ぶに如(し)かざるなり>《一日中食事もせず、一晩(ばん)中寝(ね)ないで考え続けたことがある。しかし、それはむだなことだ。学ぶ方が大切だと思った》」という孔子の言葉があります。学ぶことの大切さを気づかせてくれるこの言葉が、私は大好きです。



<ニュースなるほど!>アルマ望遠鏡完成 生命の始まり、電波で調べる

 宇宙(うちゅう)を調べて生命の始まりを見つけようと、世界中の天文学者が力を合わせて南米チリの高さ5千メートルのアタカマ高地に「アルマ望遠鏡」をつくり、観測(かんそく)を始めました。アルマは、どんな望遠鏡より、遠くのものを細かく調べることができる最高の望遠鏡です。大阪(おおさか)にある一円玉を東京(とうきょう)から見分けられるほどです。

 星や銀河(ぎんが)のように目に見える光ではなく、宇宙からとどく電波をとらえます。直径約10メートルのおわん型のパラボラアンテナが66台あり、それぞれのアンテナが受けた電波の信号を足しあわせると、一つの大きなアンテナで観測したのと同じになる仕組みです。空気中に水分があると電波が地上までとどきにくいため、空気がうすくかわいたアタカマ高地が選ばれました。

 アンテナの位置は動かすことができ、最大で直径18.5キロメートルの大きさの望遠鏡と同じ性能(せいのう)になります。アルマとはスペイン語で「たましい」の意味です。

 アルマの目標は、宇宙をただよう生命のもとをさがすこと。地球の生命は、材料となるアミノ酸(さん)などが大昔に宇宙からふり注いで生まれたという考え方があります。地球のような惑星(わくせい)がつくられている場所に、アミノ酸が見つかれば、その惑星に、これから生命が生まれるかもしれません。

 国立天文台の井口聖(いぐちさとる)先生は「アルマの観測で、人類はやはり宇宙からきたと言える日が来るかもしれない」と期待しています。

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