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北海道新聞野生生物基金フォーラム2011

シンポジウム エゾシカを考える

配信は終了しました
シンポジウムのスケジュール
とき
9月4日(日) 午後12時30分開場、午後1時開演
ところ
道新ホール(700人)
入場
無料(先着700名)
北海道新聞野生生物基金事務局と北海道新聞本・支社受付で整理券を発行します。
主催
北海道新聞野生生物基金、北海道新聞社

<第1部> 基調講演 エゾシカ被害の現状と生息実態

講師
吉田剛司(酪農学園大学准教授)

酪農学園大学農食環境学群環境共生学類准教授。野生動物保護管理学研究室、ウィイスコンシン大学卒、イリノイ大学大学院修了、博士(農学)、大阪府出身。

 新聞紙面などでエゾシカによる被害の話題が多い。道内では、シカによる農林被害額が50億円を超えた。個体数の増加したシカは、自然生態系に対しても大きな影響も及ばす。植生の破壊、高山や湿地への侵入、さらに生態系の攪乱によって他の動物相へも強い影響が明らかになってきた。札幌圏など都市部では、シカが頻繁に出没する。北海道の生体系にとって避けられないシカと人間の共生について現状と実態について話題提供する。

<第2部> パネルディスカッション 食害や交通事故、行政の対応、共生策の模索

  • 司会者 宇野章午(北海道文化放送アナウンサー)
  • 出演者
コーディネーター
吉田剛司(酪農学園大学准教授)
パネリスト
近藤誠司(北海道大学大学院教授)

北海道大学北方生物圏フィールド科学センター長。(社)エゾシカ協会会長。1950年生まれ。1986年から1年間カナダ・オンタリオ州ゲルフ大学特別研究員。

岡本匡代(釧路短期大学准教授)

釧路市出身。博士(農学)。管理栄養士。専門は食品化学。「エゾシカの有効活用に関する研究」で、北海道畜産学会賞受賞(共同、平成19年)。平成21年よりFMくしろ「エゾシカ・ゼミナール」ナビゲーター。

伊吾田宏正(酪農学園大学講師)

酪農学園大学環境共生学類講師。生命環境学科、狩猟管理学研究室、1972年生まれ、神奈川県出身。日本で唯一の狩猟学研究室を担当しており、狩猟者育成を試みている。

高橋裕史(森林総合研究所関西支所主任研究員)

独立行政法人森林総合研究所関西支所主任研究員。博士(地球環境科学)。動物生態学を専門とし、北海道でのシカ研究をライフワークとする。

 エゾシカの効果的な対策を講じるには、シカの生態を熟知し、シカと人間の関係を見直し、栄養価の高いシカ肉の有効活用を模索する必要がある。さらにシカ管理の担い手となる狩猟者の育成も急務である。まだ多くの課題が残るシカ対策において、パネルディスカッションにて、道内の最前線でエゾシカの調査や研究を実践している研究者が、北海道の未来において重要なエゾシカについて共に考える。

エゾシカと人間、どう共存するか

 北海道には現在(2009年度時点)、推定で64万頭のエゾシカが生息しています。明治初期には大雪と乱獲で絶滅寸前となりましたが、その後の保護政策などにより生息区域を拡大しました。
 近年では釧路など道東地方を中心に農林業被害が急激に増え、交通事故も多発しています。また、ササ類や草本の採食、広葉樹の樹皮剥ぎ、踏みつけによって各地で植生が破壊され、さらにエゾシカに寄生するマダニが媒介となる感染症も危惧されています。
 このような状況に対処するため、道は1999年12月に「エゾシカ保護管理計画」を策定、2002年3月には全道が対象区域となっています。生息数の増減を把握しながら、捕獲数調整する順応的管理を採用しています。
 北海道新聞野生生物基金は、これらの問題を多くの道民のみなさんと考え、エゾシカと人間が共存する社会の実現を目指し、有効な対策への一助となりますよう努めてまいります。

北海道新聞野生生物基金

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