今季こそ! 石崎コンサ2年目の出陣
<上>危機感 意思伝え合い守備磨く (2010/03/04)
昨季は6位に終わり、J1復帰を果たせなかったコンサドーレ札幌。今季は2年目の石崎監督のもと、2008年以来のJ1を目指す。若手と新戦力が融合したチームの仕上がりを探る。
「点を取った後は注意」「意識的に相手の裏にけることも大事」「(クリアは)大きくやろう」 2−2で引き分けたものの、守備のもろさが浮き彫りになった2月28日のプレシーズンマッチ大分戦。ピッチでも、試合後のロッカールームでも「どう守るか」について話し合う選手の姿があった。 攻撃サッカーを掲げる札幌。攻撃時は自陣に大きくスペースが空く。大分戦でもカウンターから相手の俊足FWにDFが振り切られて失点につながる場面があった。前に出るスタイルを貫くがゆえにリスクも大きい。 FWとの競り合いに強い韓国人DF趙晟桓と、昨季は41試合に出場したDF吉弘はけがで開幕戦は間に合わない。さらに、ボランチで高い守備力を発揮したダニルソンが移籍。その穴埋め役の期待が大きかったMF芳賀は調子が上がらない。大分戦に出場したDF4人とダブルボランチのうち、守備が本職の選手はDF石川とDF西嶋だけ。守備の台所事情は苦しいままだ。 それをカバーするため、選手同士のコミュニケーションが活発になった。昨季は試合前のロッカールームで特定の選手しか声が出ていなかったこともあったが、GK高原は「みんなから声が出ている」。西嶋は「昇格しなきゃ、という気持ちが非常に強い。一人一人が危機感を持っている」と各選手の思いを代弁する。 さらに精神的支柱として期待されるFW中山の存在も大きい。「試合では選手自身が考えないと成長はない」と強調、若手にも積極的に声を掛ける。ある選手は「チームが活性化した」と明かした。 指揮官は選手の意思疎通が進んでいることもあり、守備の立て直しに自信を見せる。ポイントとなるカウンター対策についても「(自分たちの)攻撃がシュートで終われば大丈夫。あとは、スピードがある選手に対するポジション取り」と言い切る。 監督の戦術を体現した守備ができるか否か、これがJ1復帰の命運を握りそうだ。 |
今季こそ! 石崎コンサ2年目の出陣 コンテンツ一覧






