遠かったJ1 石崎コンサ1年目
<上>【メンタル】支柱不在 もろさ露呈 (2009/12/07)
今季のJ2リーグ戦は5日、終了し、札幌は6位にとどまった。石崎信弘新監督を招き、1年でのJ1復帰の期待が高まっていたが、一度も昇格争いに絡めなかった。今季の戦いぶりを振り返り、来季への課題と展望を探る。
◇ 「J1に上がれず大変申し訳ありません。たぶん、元気がなかったんでしょう」。11月29日、札幌ドームでのホーム最終戦の横浜FC戦終了後、石崎監督はサポーターにそうあいさつした。 今年1月、同じ札幌ドームで行われたファン交流イベントで、監督は「元気があればJ1にも上がれる」と力強く宣言した。J1から降格して気落ちしていたサポーターを勇気づけ、期待を持たせる2009年シーズンの幕開けだった。だが、結果は6位。その理由を「元気のなさ」という言葉で表現した。 5日の最終戦(対東京V)、札幌は0−2から後半ロスタイムに追いつき引き分けた。監督は、この試合のあきらめない姿勢を評価したものの「精神的支柱がいない。苦しい時にだれがどう頑張るかが課題」と今季を総括する。 今季の札幌は、爆発的な攻撃力を発揮したかと思えば、「これが同じチーム?」と目を疑うくらいリズムを崩しイージーミスで失点するもろさを見せた。才能を感じさせる若手は次々と登場したものの、チームを引っ張る存在が欠けていた。 「仲はいいがおとなしい」「練習時に声が小さい」といったメンタル面での課題は、ここ数年ずっと指摘されてきた点だ。練習で一番大きい声を出しているのは監督。レギュラー陣を多く欠くことになった試合の前には、「せっかく『レギュラーを取るチャンスじゃ』と言っとるのに…」と、控え組の貪欲(どんよく)さに欠ける姿勢をぼやくこともあった。 北海道フットボールクラブ(HFC)は対策に乗り出した。まず36歳のサイドバック藤山竜仁(FC東京)を獲得。42歳のFW中山雅史(磐田)に獲得オファーを出した。HFCの三上大勝強化部長は「若さゆえに、相手をリスペクトしすぎ、良さを出し切れない部分があった。メンタル強化の生きた教材として期待している」と説明する。さらに、メンタルトレーナーを外部から招き講習会を開くことも検討している。 |
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