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燃えろ!コンサドーレ 平川弘の通信簿
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    流れ変えた都倉の強さ (2014/04/09)

    ▽第6節 札幌 1―0 松本 (4月5日、札幌ドーム)

     札幌は前半、攻守の切り替えが速い松本にゲームを支配されたが、焦らずに応対して後半に勝負を持ち込んで良かった。前半終了間際にエース内村圭宏が故障し、交代するアクシデントも何とか乗り切った。後半、ゲームの流れを変えたのは内村と交代して出てきた今季加入の都倉賢だ。まさに「雨降って地固まる」という試合内容だった。

     内村は相手DFの裏へ走り込むものの、うまくスペースを消されて攻撃の起点をつくれずにいた。それに対し、都倉は足元でしっかりとボールを収めるポストプレーで起点になった。都倉の持つ体の強さが成せる技だ。

     都倉がボールをキープして展開し、味方が前戦に攻め上がるのを誘発した結果、松本はDFラインを上げられず、前半のように中盤をコンパクトにできなくなった。

     都倉の強さが凝縮されていたのが先制ゴールのシーンだ。砂川誠のスペースへのパスを相手DFからかっさらい、強引にネットを揺らした。明らかに相手DFより不利な体勢だったが、ボールがバウンドする間に素早く落下地点を予測。ボールを処理しようとする相手を強靱(きょうじん)な体でブロックし、ボールを奪い取った。

     ゴール前でDFはボールをバウンドさせてはいけない。ボールが弾んでいる間に相手FWが寄せてくるし、ボールから目を離せないので相手FWの位置や体勢を確認しづらいからだ。都倉はそこをしっかり狙ってしっかりものにした。冷静な判断と強引なプレーがマッチしたゴールだった。

     もうひとつ、注目ポイントは今季初出場のDFパウロンだった。時間が経過するにつれて豪快なヘッドを見せるようになったが、まだまだあんなものではこれまで休んでいた分を取り返していない。鼻のけがの影響があったのかもしれないが、カバーリングできるエリアも狭かった。次の大分戦はまた休みかなあ…。

     ところで前回のコラムで失点につながるこぼれ球の処理をミスした選手は、上原慎也ではなく、石井謙伍でした。(平川弘=サッカー解説者、元日本代表)


    松本戦
    位置 選手名 出場 評価 ひとこと
    GK 李昊乗 ミスなし安定
    DF 日高拓磨 1対1に堅実対応
      パウロン まだまだ試運転
      奈良竜樹 ヘッド弱っ
      上原慎也 石井へ合わせる
    MF 河合竜二 しっかり体張る
      宮沢裕樹 中距離弾の意識あった
      石井謙伍 最後の力加減をもう少し
      前田俊介 うまい
      榊翔太 ロングシュート打ってた
      砂川誠 直感的な都倉へのパス○
      菊岡拓朗 目立った仕事なし
    FW 内村圭宏 故障が心配
      都倉賢 らしい強引シュート

    ※出場は◎フル出場▽先発途中交代▲途中出場。評価はA大変良いB良いC普通D悪い

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