どうしんウェブ 北海道新聞

  • PR

  • PR

燃えろ!コンサドーレ 平川弘の通信簿
  • 日程
  • 試合速報
  • 戦績
  • 順位表
  • 選手・スタッフ
  •     

    中盤で「ため」つくれず (2014/09/17)

    ▽第31節 札幌 1―1 岐阜 (9月14日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場)

     バルバリッチ新監督が初めて指揮を執ったがメンバーやシステムに大きな変更はなかった。だがボールを速く前に運ぶことを選手に求めたため落ち着きのない試合展開となった。

     岐阜のプレッシャーが厳しかったこと、ワントップの都倉が執拗(しつよう)なマークに合って前線で起点をつくれなかったこともあり、せわしないゲームとなった。バルバリッチにはボールを速く前に運べと言われている。ボールを失わずに運ぶには中盤や前線で中継ポイントに一度ボールを預けて全体を押し上げることが必要だ。その中継ポイントが都倉であり、ボランチの河合、宮沢だったのだがそこをつぶされた。

     財前体制ではそこでボールをキープして慌てずにためをつくりサイドを変えて展開していたが、そこで休憩する時間を少なくして前へ運ぼうとしたためミスが起きたのだ。もう少しトップ下にいる前田が絡めれば攻撃は流れていたと思うが。失点は宮沢が中盤でボールを引っかけられて逆襲を受けたもの。ボールをキープすること、速くボールを前にという意識が中途半端だったように思う。

     奈良の出場停止もあり先発復帰したパウロンだがバルバリッチの期待に応えられず2枚目の警告を受けて退場となった。前述の理由で中盤にためがなく、センターバックが相手の攻撃をはね返してもはね返しても体勢を整える暇と休む時間はなかった。櫛引とともによく体を張って頑張っていたパウロンだが最後はしわ寄せがきた。中盤のためがもう少しあったらパウロンの守備の応対にも余裕があったはずだ。

     都倉が攻撃の軸となりそう?な雰囲気に内村が反抗し、ゴールによくねじ込んだ。バルバリッチに気に入られるためには裏への飛び出しが欠かせないだろうが気の利いた内村の「ため」も期待したい。(平川弘=サッカー解説者、元日本代表)


    岐阜戦
    位置 選手名 出場 評価 ひとこと
    GK 金山隼樹 右手一本よく触ったね
    DF 上原慎也 最後は高さで得点演出
      パウロン 退場 よく体張っていたが
      櫛引一紀 ボール処理ミス反省
      上原拓郎 DFの裏を常に狙う
    MF 宮沢裕樹 ボール失って失点
      河合竜二 体に当てたが間に合わず
      上里一将 厳しい日高への後ろパス
      中原彰吾 よく引っ掛けて奪う
      前田俊介 突破ドリブル試みるが
      内村圭宏 よく抑えたボレー
      砂川誠 FKの感触悪
      日高拓磨 上原にFK合わせる
    FW 都倉賢 戦うも仕事できず

    ※出場は◎フル出場▽先発途中交代▲途中出場。評価はA大変良いB良いC普通D悪い、―は採点不可

    このページの先頭へ