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2011.11.2(vol.8) |
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青空
いつも笑顔の真ん中(2009/06/12)
「イチ、ニ、イチ、ニ」。延べ300人の支えと愛情を受け、訓練するさくらちゃん
「さくら元気?」「会いたかった」。札幌市豊平区の森さくらちゃん(9)の家に今日もたくさんの「家族」が訪れる。
さくらちゃんは2歳の時、脳性運動障害と診断された。自閉症も抱え、立つことも話すこともできなかった。変化が出たのは、「家族」が増えだしてからだ。
6年前、母の晴子さん(41)は、全身ストレッチや歩行練習など、脳に刺激を与える訓練を始めた。
さくらちゃんの体を支えるため、一度に3人の助けが必要。8000枚のチラシをつくって、ボランティアを求めた。
すがる思いだったが、見ず知らずの人が次々連絡をくれた。中学生から60代まで男女問わず。不登校やうつ病など悩みを抱える人もいた。さくらちゃんをはさみ、悩みや相談、日々の出来事を語り合う。「大きな家族みたい」と晴子さん。
3年前から、少しずつ歩けるようになった。今も話せないままだが、時々くしゃっと目を細め、とびきりの笑顔を見せてくれる。「言葉よりもっと気持ちが伝わる。思わず抱きしめたくなる」。ボランティアは話す。
訪れたボランティアは約300人。「さくらに会わせてくれてありがとう」と言ってくれる。
幼いさくらちゃんを抱え、「二人で死のうと思ったときもあった」という晴子さん。今は「たくさんの出会いや優しさをもらった。さくらに一番感謝してるのは私」と、心から笑える。
さくらちゃんはいつも、みんなの笑顔の真ん中にいる。(森貴子)
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