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【札幌市】おむすびきゅうさん
プロが引き出すお米の力 (2013/01/27)
手前が「おむすび」(「さけ」「みそむすび」「塩むすび」)。右奥は「惣菜セット・唐揚げ&きんぴら」。左奥は、団子の「いそべ」「焼きみたらし」「よもぎだんご・つぶあん」
 1920年(大正9年)から続く老舗米店「札米(さつべい)」が営むおむすびの専門店。玄米を販売する際、試食用のおむすびを用意したところ評判が良く、お客さんの要望で2008年に店を開いた。店名の「きゅうさん」は「札米」の創業者・酒匂九郎(さこうくろう)さんの名前からとった。

 この店を立ち上げた亀井勇弥専務(36)は、長年ご飯を炊き、米質をチェックしてきた、いわば「お米のプロ」。とはいえ「おむすびに関しては試行錯誤を繰り返した」と話す。特に、米選びは、数々試食した結果、宮城県産「たきたて」と道産「ふっくりんこ」のブレンドにたどり着いた。「もっちりとした食感と歯触り、味わいを考えた組み合わせ。茶わんによそって食べるより、塩を付けて握ると驚くほどおいしい」と太鼓判を押す。

 ほとんどのおむすびは注文後に握ってくれる。和歌山産の梅や、道産の山ワサビなど、吟味した具材がそろう約20種類の中から、まずは、米本来の味がわかる「塩むすび」をパクリ。ふんわりした軟らかさと、もちっとした弾力を併せ持ち、米の一粒一粒から甘みが広がる。手に持っても崩れないが、口に入れるとほろっと崩れる握り加減も絶妙。脂が程よくのったベニザケを具にした「さけ」、新潟産みその風味と青ジソのさっぱり感が楽しめる「みそむすび」など、食欲をそそる味が並ぶ。これらのおむすびには「惣菜(そうざい)セット」を付けられる。鶏のから揚げや極太で風味豊かなきんぴらごぼうの人気が高い。

 また、道産「ゆめぴりか」で作った団子もある。「焼きみたらし」や「いそべ」などおやつにもちょうど良い。

 米店の伝統を大切に「お米の力を引き出したい」と研究を続ける姿勢に多くの人が訪れる。

住所 札幌市東区北9東1
電話番号 011・788・2221
営業時間 午前10時〜午後7時(日祝日は同5時)
休日 年末年始と8月15日前後を除き無休
主なメニューと料金 おむすびは90〜220円。「塩むすび」90円、「みそむすび」「さけ」各140円、「惣菜セット」150円から。団子1本100〜130円
総席数 9席(全席禁煙)
駐車場 9台

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