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第52期王位戦

羽生が逆転で奪還

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 将棋の第52期王位戦7番勝負(北海道新聞社主催)は9月12日、13日の両日、神奈川県秦野市の鶴巻温泉「陣屋」で最終局が行われ、116手までで後手番の挑戦者、羽生善治王座・棋聖(40)が広瀬章人王位(24)を下し、5期ぶりにタイトルを奪還した。広瀬が第5局を終えて3勝2敗とリードしていたのを逆転しての勝利。羽生はこれで、故大山康晴15世名人のタイトル獲得80期(歴代1位)に並んだ。

広瀬章人王位
広瀬 章人(ひろせ・あきひと)王位

 1987年、東京都江東区生まれ。札幌・澄川小で3〜6年の4年間を過ごし、6年の時に勝浦修九段に入門。2005年四段、10年七段。09年度の第40期新人王戦で棋戦初優勝。10年度、第36期棋王戦で挑戦者決定戦に進出、第69期順位戦でB級2組へ昇級。11年度は第24期竜王戦で3組昇級を決めた。王位戦では前期、深浦康市王位(当時)を4勝2敗で破り、初タイトルを獲得した。タイトル獲得は1期。得意戦法は振り飛車穴熊だが、ゴキゲン中飛車や居飛車も器用に指しこなす。

羽生 善治(はぶ・よしはる)王座・棋聖

 1970年、埼玉県所沢市生まれ。二上達也九段門下。85年四段、94年九段。89年度の第2期竜王戦で初タイトルを獲得。95年度の第45期王将戦を制し、史上初の7冠全制覇を達成した。2008年度の第66期名人戦を制し、通算5期獲得で19世名人の資格を得た。王位戦は第34期から9連覇、第45期から3連覇の通算12期獲得で、永世王位の称号を持つ。タイトル獲得数は79期で、故・大山康晴15世名人が持つ史上1位の80期にあと1。各戦法に精通するオールラウンドプレーヤーである。

羽生善治王座・棋聖
第52期王位戦日程
 
月  日 場  所
第1局
7月12日(火)、13日(水) 三重県志摩市「賢島宝生苑」
第2局
7月26日(火)、27日(水) 兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」
第3局
8月2日(火)、3日(水) 小樽市「グランドパーク小樽」
第4局
8月9日(火)、10日(水) 福岡県北九州市「門司港ホテル」
第5局
8月23日(火)、24日(水) 徳島県徳島市「渭水苑」
第6局
8月29日(月)、30日(火) 神奈川県秦野市「陣屋」
第7局
9月12日(月)、13日(火) 神奈川県秦野市「陣屋」

羽生、寄せ切って1勝 王位戦第3局

 広瀬章人王位(24)に羽生善治王座・棋聖(40)が挑戦している将棋の第52期王位戦7番勝負(北海道新聞社主催)の第3局は3日、小樽市築港のホテル「グランドパーク小樽」で指し継がれ午後6時13分、117手で先手の羽生が勝ち、通算成績を1勝2敗とした。
 持ち時間各8時間のうち、残りは羽生が42分、広瀬が8分。
 5筋の位をめぐる攻防で互いの仕掛けを誘う中、相穴熊となった本局。広瀬が7五歩(54手目)から3五歩(56手目)と仕掛け、中盤は一気に緊迫した。
 羽生も4三銀不成(65手目)から5二金(67手目)と飛車を抑え込みに。広瀬は飛車を捨てて4七歩成(68手目)と先手陣に踏み込んだが、羽生は穴熊崩しを狙い、1二飛成(73手目)、7五香(75手目)、5六飛(77手目)と手厚い攻めで徐々に包囲網を狭めた。
 終盤、広瀬も駒損覚悟で相手の玉に迫ったが、羽生は的確な寄せで振り切った。

<写真:第3局を制し、表情を緩める羽生王座・棋聖=小樽市築港のホテル「グランドパーク小樽」>

羽生善治王座・棋聖の話
 急戦でいくつもりだったので、本譜のようなゆっくりした展開は本意ではありませんでした。3三桂(60手目)で少し悪いと思い、5二金(67手目)の飛車取りは勝負手でした。5二竜寄(111手目)で勝ちを意識しました。

広瀬章人王位の話
 穴熊には組めましたが、自分から動ける展開ではないので、うまくいっていないように感じました。7五歩(54手目)から仕掛けましたが、意外と手が続きませんでした。5六飛(77手目)と回られ、はっきり悪いと思いました。
第3局関連動画
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羽生寄せ切って1勝

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封じ手は「4二角」 2日目始まる

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羽生の先手で対局開始

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前夜祭広瀬と羽生が抱負語る

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