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J2 戦力を探る
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    札幌のライバル、18チームを分析

     J2は今季から北九州が加わり19チーム。36試合を戦い、3位以内がJ1に自動昇格する。J1復帰を目指す札幌のライバルの戦力を探った。

    [ 水戸 ] [ 栃木 ] [ 草津 ] [ 千葉 ] [ ] [ 東京V ] [ 横浜FC ] [ 甲府 ] [ 富山 ] [ 岐阜 ] [ 岡山 ] [ 徳島 ] [ 愛媛 ] [ 福岡 ] [ 北九州 ] [ 鳥栖 ] [ 熊本 ] [ 大分 ]


    水戸  FW吉原に安定感 白谷にも期待

     昨季は目標を満たす8位。FW高崎、荒田を軸に、運動量を基盤とする攻撃的サッカーで結果を残した。

     その2人が抜けた今季も攻撃への意識は変わらない。補強で厚みが増した中盤を生かし、得点に結び付ける。要はJ1などでパスセンスを発揮してきた大橋、関東大学リーグアシスト王・村田の新加入2人だ。縦への突破力がある小池、技術と運動量を兼ね備える遠藤の存在も大きい。

     FWは元日本代表・吉原(元札幌)の安定感が抜群。白谷ら新加入選手が続けるか。【茨城新聞】



    栃木  11選手が新加入 攻撃陣に厚み

     昨季限りで16選手が退団し、11選手が新加入した。2年目の松田監督の下、大きく「J1昇格」を目標に掲げる。

     今季最大のテーマは昨季リーグ最下位に低迷した得点力アップ。岐阜からMF高木、流通経大のFW船山らが加入し、攻撃陣に厚みが増した。注目はブラジル人FWロボ。身体能力の高い万能型ストライカーで、ゴール量産が期待される。

     大幅に選手が入れ替わり、守備面での戦術浸透が課題。序盤戦をいかに乗り切るかも鍵となる。【下野新聞】



    草津  新監督を迎えスタイル一新

     失点の半減を最優先課題に掲げる副島新監督を迎え、昨年の攻撃サッカーから一変した。攻守のバランスをとって“最低7位”を目指す。

     最も強化されたのはDF陣。新加入の元日本代表の戸田は守備だけでなく奪ったボールからのビルドアップが得意。さらに柴田、梅井ら空中戦に強い選手がそろった。

     守備的MFの松下、広山と熊林の両サイドハーフら中盤のパスワークはJ2屈指。新外国人FWラフィーニャは都倉の抜けた穴を埋められるか。【上毛新聞】



    千葉  走るサッカーでJ1復帰狙う

     日本リーグ時代を含め初めて2部で戦う。走りきる、走り続けるサッカーを掲げて1年でJ1復帰を目指す。

     32人の大所帯。チーム内の競争は生まれたが、十分な補強ができたとは言えない。佐藤勇と山口の両MFが加わったことで中盤から守備意識は高くなった。けがをしたオーストラリア代表DFミリガンは開幕に間に合いそう。

     MFアレックスやMF工藤が攻撃のリズムをつくる。あとは巻、深井のFW陣がどれだけ決定力を上げられるか。【千葉日報】



      流出は最小限 戦力減免れる

     主力の流出が最小限にとどまったことで、大幅な戦力ダウンは免れた。

     安定した守備と中盤から前へ人数をかける連動ある攻撃で、J1復帰を目指す。

     昨季と同様にチームの中心はFWフランサ。新加入レアンドロはFWとMFをこなす万能タイプで、得点能力に加え、パスセンスにも定評がある。中盤の厚みが増した。

     けがから回復したMFアルセウもチームの出来を大きく左右する。センターバックの近藤と朴東赫が最終ラインをけん引する。【千葉日報】



    東京V  FW大黒が移籍 穴埋め課題に

     昨秋に運営母体が変わり、年俸総額は昨季の6分の1程度になった。厳しい経営環境の下、大幅にメンバーが入れ替わり新シーズンを迎える。

     昨季21ゴールをマークしたFW大黒が横浜FCへ移籍。その穴を埋められるかが最大の課題だ。FW平本らベテランの奮起に加え、ユースから昇格したMF高木ら若手の底上げが不可欠になる。

     名門復活への足掛かりを築けるか。V川崎時代の1998年以来の復帰となる川勝新監督の手腕にも期待したい。【共同】



    横浜FC  13人の大型補強 元鳥栖勢が鍵

     昨季まで鳥栖を率いた岸野氏を新監督に迎え、スタッフも一新。スローガンにはずばり「昇格」を掲げ、16位と低迷した昨季から一気のジャンプアップを目指す。

     13人の大型補強。目玉は昨季リーグ3位の21得点を挙げた元日本代表FW大黒だ。仙台からFWサーレス、G大阪からはMF寺田を獲得し、充実の陣容が整った。

     新加入選手が多い分、仕上がりは早くない。岸野流のハードワークが浸透した元鳥栖勢が序盤の鍵を握りそうだ。【神奈川新聞】



    甲府  強化した前線 組織で生かす

     昨季は3位の湘南に勝ち点1差届かず、4位に終わった。今季は内田コーチが監督に昇格、コーチ陣も一新され、新体制で開幕を迎える。

     オフには前線の選手を積極的に補強。昨季19得点のマラニョンと14得点の金信泳に加え、元京都のパウリーニョ、鳥栖からハーフナーが加入した。4−4−2をベースに、組織的な守備の構築にも取り組んだ。

     厚みの増した前線を組織で生かすコンビネーションサッカーで4季ぶりのJ1昇格を目指す。【山梨日日新聞】



    富山  チーム若返り 攻撃に多彩さ

     J2参入1年目の昨季は統率された守備をベースに戦い、13位で終えた。

     攻撃力に課題を残したため、今季はFWを中心に9選手を獲得。得点力アップと若返りを図った。若手からベテランまでバランスの良い補強で戦力は確実に上がった。

     前線で起点となる黒部、スピードのある苔口ら、タイプの異なるFWがそろい、攻撃のバリエーションは増した。

     組織力を持ち味とするチームに新戦力がかみ合えば、昨季以上の成績が期待できる。【北日本新聞】



    岐阜  平均23.6歳 「走り」に磨き

     J2参入から3年目。チームは2年後に「J1昇格」を掲げており、今季をその準備のシーズンと位置付けている。

     新たに就任した倉田監督は「守備がマンツーマンからゾーンに変わる」と明言。早くから戦術練習を繰り返し、実戦を取り入れながら選手の理解を深めてきた。

     昨季は若手を主体として12位。今季も新卒を中心に、新たに6人を獲得し、チームの平均年齢は23.6歳と若い。代名詞の「走るサッカー」に磨きをかけたい。【岐阜新聞】



    岡山  守備陣強化し安定感が増す

     J昇格元年の昨季は最下位。2012年のJ1昇格争いを狙い、1年間ヘッドコーチを務めた影山氏を新監督に迎えた。

     今季は、昨季J2最多の84失点を喫した守りの立て直しを優先する。センターバックの近藤や後藤、守備的MFの金泰◆ら実力ある若手守備陣を重点補強。1対1で負けない陣容を整え、安定感が増した。

     ボール保持を重視し、2列目からダイナミックに飛び出していく攻撃でいかに得点できるかが浮上の鍵を握りそうだ。【山陽新聞】

    (注)◆は「木へん」に「然」



    徳島  FW陣を補強 津田、平繁が柱

     攻撃力アップに向け、FWやサイドバックら実力ある中堅や若手10人を補強。昨季の9位を上回る5位以内を目指す。

     システムは4−4−2を基本に4−2−3−1も敷きそう。FW陣は新加入の津田、平繁が柱。個人技あふれる2年目の柿谷や、島田と倉貫の両MFも好調だ。輪湖、平島の左右DFはサイドを深く攻め上がる。

     昨季安定していた守備陣は今季もセンターバック三木が中心。豊富な運動量の守備的MF青山が攻守の起点となる。【徳島新聞】



    愛媛  FW福田を獲得 攻撃の幅厚く

     昨季は15位に低迷。昨年9月から指揮を執るバルバリッチ監督の下、運動量と展開力を重視し、攻守に人数を掛けるスタイルで再起を図る。

     得点源のFW内村が札幌に移籍したが、南米や欧州リーグで経験を積んだFW福田を獲得。中盤にはブラジル人のドウグラス、川崎から杉浦が加入し攻撃の幅が広がった。

     守備陣に故障者を抱えるが、実力者のDF小原やGK鶴田の加入で層が厚くなった。スローガンに「進化」を掲げ、過去最高の8位以上を目指す。【愛媛新聞】



    福岡  大久保を軸にプレスに迫力

     昨季はクラブワーストの11位。巻き返しを図る3季目の篠田監督は「スピーディーでアグレッシブなサッカー」を掲げる。

     昨季終盤の好成績を支えたトップ下のFW大久保を軸としたプレスは継続。攻撃時に中盤から飛び出す動きを意識付け、徐々に迫力がついてきた。

     若返りを図るクラブの構想通り、22歳のMF末吉や18歳のFW吉原らがレギュラー取りへ猛アピール。「3年後にJ1復帰」と計画するフロントとは別に、現場は1年での昇格を狙う。【西日本新聞】



    北九州  意欲あふれるプレーで新風

     九州5番目のチームとして今季から参戦する。指揮するのは読売クラブ(現・東京V)で天皇杯を2度制した与那城監督。最終ラインを押し上げてプレスをかける、挑戦意欲にあふれたスタイルで臨む。

     守備的MFの桑原は広島などでJ1通算259試合出場。38歳でチーム一の運動量を誇り、経験に基づく読みでピンチを摘み取るベテランは欠かせない。

     クラブとしての目標は8年後のJ1昇格。まずはJ2で互角に戦えるチームづくりを進める。【西日本新聞】



    鳥栖  11選手を補強 MF金に注目

     昨季は終盤まで昇格争いに加わったものの5位。4年ぶりに現場復帰した松本監督の下、パスサッカーを磨き、悲願のJ1昇格を目指す。

     11人を補強し、選手のほぼ半数が入れ替わった。昨季チーム得点王のハーフナーが抜けたFWは、京都から豊田、磐田から万代を獲得した。

     中盤ではU−20韓国代表の金民友に注目。スピードと豊富な運動量を誇り、得点力も高い。少ないタッチでボールをつなぐ戦術の浸透が、チームの浮沈の鍵となる。【佐賀新聞】



    熊本  守備改善が課題 若手奮起が鍵

     高木新監督が就任、「攻守の素早い切り替え」をテーマにチームづくりを進める。最大の課題に挙げるのが、昨季リーグワースト2位の82失点を喫した守備の改善だ。

     1月に徹底した走り込みでフィジカル強化を図った後は、組織として連動した守り方、状況判断を磨くことに軸を置いて練習した。新加入のGK南が守備の柱。

     攻撃では大ベテランMF藤田が司令塔となるが、選手の大部分を占める25歳以下の若手の奮起が、チームの成長に直結しそうだ。【熊本日日新聞】



    大分  主力、大半が流出 戦力はダウン

     J2降格、さらに経営難で主力の大半が移籍し、大幅に戦力ダウン。経営再建中のため3位以内に入ってもJ1に昇格できない厳しいシーズンに臨む。

     FW高松、MF菊地、DF藤田ら昨季の主力やGK下川、MF宮沢らベテランがチームをけん引する。皇甫官監督は4−4−2システムで臨みそう。韓国代表のMF金甫◆が新戦力として加わり、左サイドからの攻撃は威力がある。U−20韓国代表のFW崔正漢とのホットラインも強力。MF内田ら若手の台頭も鍵を握る。【大分合同新聞】

    (注)◆は「火」の上に「日」

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